毎度お馴染みGameSirさんって、幅広くいろんな種類のコントローラーを出しているメーカーなんですが、今回紹介するのは正直まぁ特段特徴的な要素は無い、標準的なモデルで、特に驚いたり感動したりすることはないだろうと思っていたんですが、
届いて触ってみるとかなりびっくり。いわゆる最新のトレンド機能が全部盛りで入っていて、デザインも良くて、質感もかなり良い。あくまでPC・XBOXメインのモデルではありますが、かなり完成度が高いなと感じました。
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動画版
スペック&主な特徴
GameSir G7 Proとは
GameSir G7 Proは、GameSirによるトライモード(3モード接続)に対応した高機能ゲーミングコントローラーで、Xbox Series X|S / Xbox One(有線)、Windows PC(有線・2.4GHzワイヤレス)、Android(Bluetooth)で利用可能。
アナログスティックにはGameSir独自のMag-Res TMRスティックを搭載し、極めてスムーズかつ耐久性の高い操作を実現。さらにホール効果アナログトリガーとクリック感のあるマイクロスイッチ式トリガーストップを備え、正確な入力レスポンスを追求しています。
ABXYボタンは光学式マイクロスイッチ、D-padは機械式マイクロスイッチを採用し、細かな操作性に対応。4つの追加ボタン(R4/L4のマクロボタン、R5/L5のミニバンパー)を装備し、ゲームスタイルに合わせて多彩にカスタム可能です。
接続は、Xbox向けは有線、PCは有線または2.4GHz、AndroidはBluetoothに切り替えられる物理モードスイッチを搭載。有線・2.4GHz時はPCで1000Hzポーリングレートに対応し、極めて低遅延。
その他にも、PCでマッピングできるジャイロスコープ、没入感を生む4モーター振動、3.5mmオーディオジャック(有線・2.4GHz両対応)、磁気で着脱できる3分割フェイスプレートや交換用D-padなどを備えています。
さらにスマートオートスタートストップ対応の充電ステーションも同梱。バッテリーは1200mAh搭載で、長時間プレイに対応。
カラーは「メカホワイト」と「シャドウエンバー」の2種類。
開封&内容物
では早速開封していきます。今回はレビューサンプルとなり、製品版とは仕様が異なる可能性がありますのでご了承ください。

箱はこちら。本体がしっかりとプリントされたおしゃれなパッケージです。凹んでいるように見えますが、気の所為です。

箱を開封するとUSB-A to USB-Cケーブル、ステッカーや説明書類、専用ドック、交換用の十字キー、レシーバー、本体です。
本体外観
ファーストインプレッション

最初に感じたのは、デザインの良さと手触りの良さです。正直、本当に正直に言うとGameSirさんのコントローラーの印象はどっちかというとコスパ系で、シェル質感に関してはなるべくコストを抑えたものが多いような印象でした。
が、本モデルはXBOX本家に負けず劣らずな手触りのプラスチックに、グリップ部分がなかなか良い感触なラバー素材、そしてボタン感触はマイクロスイッチ。デザイン的にも過剰なゲーミング感はなく配色もおしゃれ。
まぁそもそもこれまでのコントローラーと比べて割高なので、確実にコストは上がっているなという感じがありますが、にしても、デザイナー変わった?ってくらいに洗練された雰囲気があります。
白とグレーの2色だけでなく、円形DパッドやLB/RBがシルバーだったり、ABXYやLT/RTはクリアだったりと、繊細に素材感が変わっている感じもリッチな印象です。
ボタンレイアウト

ボタンレイアウトは、右側にABXY、下にアナログスティック、左側にアナログスティック、下に円形のDパッド、
中央上部に左からビューボタン、XBOXボタン、メニューボタン、
その下にシェアボタン、下部にMボタン
基本的にXBOXコントローラー準拠で特段変わった点はありません。

背面にはバックボタンL4/R4が左右にあり、
上部にトリガー切り替えスイッチ、
その下にバックボタンのロックと、モード切り替えスイッチがあります。

上側面には左から、LB/LT、L5、USB-C、RB/RT、R5。
下側面にはペアリングボタン、イヤホンジャック、ミュートボタン。

左右側面には特に何もありません。
比較

比較としてXBOXコントローラーと並べてみました。ボタン配列はほぼほぼ同等で、グリップ形状は若干内側に入っているような感じ。
なれている方は問題なくそのまま使えると思います。
操作感

グリップはラバー素材に切り替わっていて、しっかりと握ることができます。ラバーによる好みは分かれるとは思いますが、質感もよくて個人的には好きです。
重量は実測値で275グラム。最近のコントローラーらしくしっかりめな重量で、重めな部類です。

ABXYボタン形状は丸みを帯びていて、感触はいわゆるマイクロスイッチのマウスのようなクリッキーな押し心地。遊びは少なく、軽く押せてしっかりとフィードバックがある感触は気持ち良いです。音は若干大きめに感じます。
メニューボタン類はカチカチとしたタクトスイッチ。静音性は高く、硬さもちょうど良いように感じます。

ボタン類で最大の特徴はやはりこのDパッド。いわゆる十字スタイルのフォルムではなく円形デザイン。XBOXオリジナルのコントローラーでも円形で、かなりカチカチと大きな音が鳴る仕様でしたが、本機はボタン同様、かなり軽く押せます。音も同じようなマウスクリック系です。
アナログスティックトップは中央が凸、フチに粒々テクスチャが入っているもの。質感もいいです。
ぐるぐる回すと滑らかな感触になっていて、軸部分は金属。スティック削れも低減できて良い仕様です。

ショルダーボタンは追加ボタンがあり、RBはコツコツとしたタクトスイッチ、R5はマウスクリッキーなマイクロスイッチで、RTはストロークが長いトリガーボタンではありますが、切り替えボタンがあるので切り替えるとマウスクリッキーに変更できます。
バックボタンはタクトスイッチで、もしバックボタンが苦手という場合にはロックして押せなくすることも可能です。
使用感
一応公式サイトにマニュアルなど日本語で配布されていますが、本レビューでもざっくり紹介していきます。
起動・初期設定・ペアリング
背面にモードスイッチがあるので、遊びたい方法に合わせて切り替え、起動はXBOXボタンを押すとLEDが点灯して起動します。
Bluetoothモードではペアリングボタンを長押しでペアリングモードにして接続できます。2.4G接続はドングルを刺すだけで使えます。
使用感・バッテリー持ちなど
バッテリー持ち
バッテリー持ちに関して、どうやらバッテリー容量は1200mAhらしく、バッテリー容量としてはかなり多め。重量に関してもバッテリーの側面が多そうですね。ドックで充電できるので、充電し忘れてバッテリーがない!というのが起きにくくて更に良いですね。
ドックが便利すぎる

そしてこの一体感のある充電ドックなんですが、2.4Gレシーバーをドックに差しっぱなしにしておけば、ドック自体がレシーバーになるんですよね。注意点としては、PCの電源が付いていないと充電されない点くらいでしょうか。
実際に遊んでみる
しばらく実際に遊んでみました。純正のXBOXコンと同じように自然に遊べて良いです。全体的に採用されているマイクロスイッチのチャキチャキしたボタンの気持ち良さや手触りの良さがピカイチですね。
PCの専用ソフトがあり、細かな設定変更も可能です。
物理的なカスタマイズ

本機は物理的なカスタマイズもいくつか行えます。まず何だこれって思ったのが、USB-Cの端子部分。どうやら有線接続時の端子保護のようです。スライドさせることで着脱可能です。

そしてフロントパネル・グリップ部分のフロントパネルは着脱可能で、取り外すと中の基盤が見えてDパッドの交換をすることができます。

他のモデルだと交換用フロントパネルパーツとかも出ているらしいので、本モデルでも色々出てカスタマイズできるようになると楽しそうですね。
機能について
専用ソフトGameSir Nexus
PC・XBOX用のソフトが用意されていて、そちらで細かなカスタマイズが可能です。
エクストラボタンの設定
Mボタン+L4/R4/L5R5ボタンを長押しするとXBOXインジケーターが点滅するので、マッピングしたいボタンを押すと設定完了となります。
音量調整
M+Dパッド上下でメイン音量を上下、Dパッド左右でゲーム音量を上下させることができます。
連射機能などはないようです。
感想
個人的には結構理想的な仕様・感触のコントローラーだなと思いました。その分割高ではあるものの、
ボタン類がマイクロスイッチだったり、TMRスティックでポーリングレート1000Hzに対応していたり、トリガースイッチが付いていたり、ショルダーボタンとバックボタンの追加ボタンがあったりする仕様を考慮すると妥当…というか専用ドックも付いてくるしむしろ割安だと感じます。
あくまでWindows・XBOX・Android専用のモデルではありますが、PCゲームユーザーにとってはかなり魅力的で検討の価値があるモデルだなと思いました。
ちなみにこのG7シリーズは、G7、G7 SE、G7 HE、そして今回のモデルがG7 Proとなっていてめっちゃ種類があるので間違えないように気をつけてください。比較表も公式ページにあります。