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コントローラー

【レビュー】斬新過ぎて誰も買ってないコントローラー『ByoWave Proteus Controller』

コントローラー

私、いつも思ってることがあるんですよね。

コントローラーって、そもそもこの形が正解なのか?って。

もっと自由な形やボタンレイアウトがあって、ゲームに応じて変えるくらいの勢いで良いんじゃないかって。

そう思っていたら、まさにそれを実現した、どんな形状でも作れるモジュール式のコントローラーを見つけたので買ってみました。

届いてすぐ触ってみたんですが、普通に使い方がわからず、怖い。概念を壊しすぎている。

販売ストア

・公式ストア

ByoWave
Buy the Proteus Controller Kit for Xbox and PC | Modular Video Game Controller | Adaptive controller compatible with Xbo...

公式ストアで購入可能で、レビュー時点では約5.7万円です。あまりにも高すぎる。怖い。一応先行?割引があったんですけど5万円超えでした。過去最高額に、注文するとき普通に震えました。

動画版

スペック&主な特徴

ByoWave Proteus Controllerとは

ByoWave Proteus Controllerは、アイルランドのスタートアップByoWaveが開発した、キューブ状モジュールを組み替えてレイアウトを作るモジュラー型ゲームコントローラーです。Designed for Xboxの枠組みで公式ライセンスを取得しており、Xbox上では通常のXboxコントローラーとして認識されることを前提に設計されています。

最大の特徴は、ボタンやスティック、トリガーなどの入力モジュールをスナップ式で自由に配置できる点です。片手向け、両手向け、テーブル置き、左右分割のような形まで、身体の可動域や握力、設置環境に合わせて構成を変えられ、構成自体が体験の一部になるという思想で作られています。

対応プラットフォームはXbox Series X|S、Xbox One、Windows 10/11、Steam Deck(SteamOS 3.7.0以降)で、接続は同梱のBluetoothドングル経由のワイヤレス、またはUSB-Cでの有線に対応します。一方で、PS5やNintendo Switchは少なくとも発売時点では非対応。

入力周りでは、ホール効果センサーのスティックとトリガーによるドリフト耐性を前面に出しており、キット全体として複数スティックとトリガーを備える構成が可能です。加えて、専用ソフトでボタンのリマップ、LEDカスタマイズ、構成の保存と共有、スティック方向の回転や軸反転などが行えます。ソフトはChromeとEdgeで動くブラウザアプリで、PCではHIDモードによりキーボードやマウス入力への割り当てやマクロ作成にも対応します。

開封&内容物

では早速開封していきます。

箱はこちら。めちゃくちゃでかくて豪勢な箱です。

開けると3段積みになっていて、パーツが細かくクッションに挟まっています。

内容物の説明が難しすぎる、とりあえずモジュール一式と、USB-Cケーブル、ドングルです。これ保管もメチャクチャ大変だな…。

本体外観

ファーストインプレッション

正直ファーストインプレッションも何も、まずプラモデルのように組み立てるところから始まるので、何を言えば…という感じではあります。

まぁとりあえず思った印象としては、想定していたよりもチープな質感だな、とは思いました。いわゆる普通なプラの質感で、5万円を想定していると拍子抜けすると思います。

しかしまぁ、そりゃあお金かかるよなぁといったギミックのコントローラーなので、そこは目を瞑れます。

それよりも、何がなんだかさっぱりわからない。コントローラー1つにここまで圧倒されたのは初めてですよ。

モジュールについて

いつもだったらレイアウトやインターフェイスを見ていくのですが、そもそもレイアウトもどうもこうもないので、各モジュールについて詳しく見ていきましょう。

本体モジュール

本体モジュールとしてはPower Cubeが2個入っており、それぞれが独立バッテリーを内蔵し、付属のBluetoothドングルとペアリングできます。

Power Cube同士や他のボディモジュールとは16通りの角度で接続でき、スイッチロック機構でしっかり固定されます。構成ごとに最低1つはPower Cubeが必要で、Power Cubeを2つ、ドングルも2つ用意すれば、2台のコントローラーをワイヤレスで1台のように扱う分割スタイル運用も可能です。

Analog Cubeは2個で、1つのキューブに左右どちらのアナログスティック(左/右)も搭載し、割り当てをリマップできます。

倒れ角度が大きいフルサイズに近いアナログスティックの動きです。押し込みによるL3R3も対応しています。

スティック機構そのものはキューブから取り外せませんが、スティックキャップは交換できるため、3Dプリントで別形状のキャップやアタッチメントを作って装着できます。

多くのゲームでアナログ入力は必須ですが、Mini Analog Cubeで代用できるケースもあり、左スティックは十字キーの代わりにメニュー操作へ使えることもあります。

Charger Moduleは1個で、USB-Cポートを備え、接続されたPower Cube群をまとめて充電できます。配置のスペーサーとしても使えます。

プレイ自体には必須ではない一方、充電とコンパニオン用ブラウザアプリへの接続に必要です。Charger ModuleがPower Cubeに直結していなくても、他モジュール経由で充電は通りますが、その場合は少し遅くなります。

Half Cubeは1個で、パーツを45度または90度で角度付けしたい時に使う形状調整用モジュールです。必須ではなく、変則的な構成やテーブルトップ配置のような置き型構成を作る時に役立ちます。

Edge Spacerは、パーツ同士の間隔を広げて配置しやすくするためのスペーサーモジュールです。ガイドでは、コンポーネントをスペースアウトして広げる用途と説明されています。

周辺入力モジュール

周辺入力モジュールは、まずXbox Peripheralが1個。いわゆる純正パッドの中枢ボタン系で、Xbox Home、Menu、View、Share、ステータスLEDを搭載します。ナビゲーションやメニュー操作に使われ、Xboxで使うには必要になります。なお、このXbox PeripheralとXboxボタン系の機能だけはリマップできません。

ABXY Peripheralは1個で、A(決定)、B(戻る)、X、Yを搭載します。ゲーム全般で重要度が高く、A/Bはメニュー操作にも使われます。ABXYは各ボタンをリマップ可能です。

Dpad Peripheralは1個で、上下左右を搭載します。多くのゲームやメニューで使われ、武器切り替えやエモート割り当てなどにも利用されます。十字キーもリマップ可能です。

ちなみにボタン系は全てカチカチ系のタクト感触です。

Trigger Peripheralは左右それぞれ1個ずつ、合計2個で、左がLB/LT、右がRB/RTを担当します。FPSではエイム/射撃、レースではアクセル/ブレーキなどに割り当てられることが多いため、届きやすい位置に配置するのが推奨されています。シンプルなゲームでは不要な場合もあり、トリガーもリマップ可能です。

RBLBがストロークが長い系のタクトで、RTLTがストローク長いトリガー。

Mini Analog Stickは1個で、ミニサイズのホールセンサーアナログスティックです。Switch Joy-Conのような倒れ角度小さめなもので、押し込みも可能。

標準では左スティック(LS/L3)として設定されていますが、コンパニオンアプリで左右入れ替えや、水平/垂直の軸反転ができます。構成上、アナログスティックを2本以上持たせることもでき、たとえば左スティックに同じ割り当てをしたスティックを複数同時に動かした場合、入力は平均化される挙動になります。

Plugs and Coversは10個で、未使用の接続面を塞いで握り心地と安全性を上げ、同時に保護もするパーツです。装飾的なデザインのものもあります。

One Buttonは、単独の大きめボタンモジュールで、デフォルトではAボタンに割り当てられています。必要に応じてソフト側でリマップし、別の入力として使えます。

Handlesは、握りやすさを出すためのグリップ部品で、Left HandleとRight Handleが同梱されています。ガイドでは、特定の構成でコントローラー本体に接続して使う想定になっていて、用途や手の形に合わせて3Dプリントで別形状のハンドルを作ることもできる、とのこと。

その他

その他の同梱物として、2.5mのUSB-C充電ケーブルが1本(充電と、コンパニオン用ブラウザアプリ接続に使用)、Wireless Dongleが1個(XboxやPCに挿してPower Cubeとペアリングするため)が付属します。

ドングル方式のため、PC側にBluetoothがなくてもドングルに対してペアリングする形で利用できます。追加ドングルを買ってPower Cubeを2つとも機器にペアリングすれば、分割スタイルでのプレイがしやすくなります。

組み立て&操作感

いつもなら操作感を試すところなんですが、まず組み上げなければいけません。

組み立て方法はかなり自由度が高く、組み方投稿サイトみたいなのも公式で用意されているくらいですが、とりあえずの基本形が説明書に3パターン記載されているので、それに沿って組み立てみます。

Xbox Layout

とりあえず一番スタンダードであろう、XBOXレイアウトにしてみました。いわゆるXBOXコントローラーのようなボタン配置。

しかし実際に使ってみると、大きく異なるように感じます。かなりこじんまりとした密なレイアウトで、スティックと十字キーの距離は遠く、ショルダーボタンまでの位置も遠い。快適かと聞かれたら、まぁレイアウトが慣れ親しんだものだから…という程度で、あくまでカスタマイズ前提な組み方だと思います。

これをベースにして、好みでスティックの位置やボタンの位置を変えるのが良さそうです。

Mini Two Handed

こちらはかなりシンプルなレイアウト。左にミニスティックで右にボタン、ショルダーボタンといった組み合わせ、シンプルなゲームに良さそうです。

中央に充電モジュールを挟んでいるので左右距離があるし、充電しながらなど使いやすいようにも感じます。

場合によっては左右のグリップを付けなくても良さそうですね。

One Handed

そしてこちらが左手で完結させたグリップのような組み方。

正直快適に操作できるのかと聞かれると微妙で、あくまで片手で完結させたい、あとそもそもこのコントローラー自体が、片手での操作もできるよう想定されているので、あくまで一例としての案なのだと思います。

個人的には、やはりスティックとボタンがそれぞれ親指人差し指で操作できるのが良いなと感じたので、親指の位置にスティック、ショルダーの位置にABXYや十字キーを置き、背面にLRなどを置いてみることにしました。

やはりこれはこれで慣れが必要には感じますが、結構ありな気もします。真似して良いですよ。

あと使っていて少し思ったのは、全体的に結構ボタンが硬めです。そのおかげで誤爆は減りますが、しかししっかり握りずらい形状なので、コントローラーがブレるというか。もう少し軽いボタンだったらよかったなって思いました。

あとは、こう、絶妙に全部遠いんですよね。単純に上下左右の接続だけだと指にフィットするとはいいにくく、もっと斜めに接続できたり、ボタンの位置をもっと近くできる形状だと尚良いと感じました。

使用感

proteus-controller-guides
Download the user guide for the Proteus Controller Kit

一応公式サイトにマニュアルなど配布されていますが、本レビューでもざっくり紹介していきます。

起動・初期設定・ペアリング

基本的にはドングル、有線接続で使います。設定は特に必要無く使えるんですが、とりあえずPCに接続して専用アプリからアップデートを行うのを推奨します。

専用アプリはインストールする必要はなく、ブラウザから可能。

使用感・バッテリー持ちなど

しばらく実際に遊んでみました。XBOXコントローラーとして認識されて、いわゆる普通のPC用コントローラーと同じように使えます。

決して多機能ではありませんが、しかしマクロやキーボード入力モードなどがあります。コントローラーとして使うだけでなく、いわゆる左手デバイス的に使うも良さそうですね。

あとファンクションボタンを割り当てることで、レイヤー機能、つまりファンクションボタンを押しながらAを押すと別の入力になる、みたいな事ができるらしい。自作キーボードか?

ちなみに左右分割スタイルで使いたい場合にはもう一つ追加でドングルが必要らしい。

バッテリー持ちに関して、どうやらバッテリー容量は不明で、わかりません。しかし、ユニットがとりあえず繋がっていれば充電できる仕組みになっていて、十分かなと思います。

専用アプリについて

専用アプリはなんだか接続が安定しなく、何回かやり直したりしてようやく繋がった感じだったんですがそれはさておき、

かなり面白いアプリです。というのも、Unityで制作されたモデルが表示され、現在の組み合わせがしっかりと表示されます。そして割当を変更したいボタンをクリックすることでそのボタンにしっかりとフォーカスされて、グラフィカルで楽しいUIとなっています。楽しい。

ちなみにスティックの向き、上下左右も設定から変更できます。これ変更できないとなると組み方の自由度下がるな…と思っていたので、安心しました。

ボタン割り当てはGIP(Game Input Protocol)、つまりゲームコントローラー専用のものと、HID、キーボード割当の2種類。ここ個人的にはもうちょっと自由度が高く、ゲームコントローラーであってもキーボードの割り当てができたりすればいいのになとは思いました。

あとできることと言えば、マクロを組んだり(HIDモード限定)、アナログスティックのデッドゾーンを変えたり、LEDの色を変えたり、コミュニティにアップされた他人の設定を見れたり。

感想

なんかわからないけど、5万円分は楽しめたかなという感じです。

ガチャガチャ試行錯誤しながら組み合わせを考えているだけで楽しいし、組み合わせを変えればその分新しいコントローラーのような気持ちになるので、新鮮な気持ちで楽しめます。欲を言うともっと色んなパターンのモジュールが欲しいですね。

最近のコントローラーはかなり低遅延だったり、入力精度に特化した物が多い中、このようなコントローラーの概念を作り直すようなコンセプトの、まぁ言ってしまえば超変態なコントローラーを、開発して製品として世に出したのは本当に素晴らしいと思いました。

ByoWave
Buy the Proteus Controller Kit for Xbox and PC | Modular Video Game Controller | Adaptive controller compatible with Xbo...
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