安めの中華タブレットって、安い代わりに質感が犠牲になっててチープだったり、コスパを抜群に良くしようとして逆に全部中途半端だったりするもんですが、
今回レビューするBlackview Tab13は使い勝手、シェルの質感、金額全部ちょうど良くて、2万円台の良い感じのタブレット欲しいな~って人には十分におすすめできるバランスの良いタブレットでした。
販売ストア
案件なのでクーポンコードもらいました。
500円OFFコード:BVTAB13D500
2022年10月7日 23時59分まで安いらしいです。
Blackview Tab 13とは
Blackviewは格安スマホと格安タブレットをメインで展開している中国のメーカーで、通常の格安スマホの他にもサーマルカメラ、ナイトビジョンが付いたスマホとか、高耐久性を備えた所謂タフネススマホとかかなりニッチな用途のモデルも展開しています。面白そう。
基本スペック | |
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OS | Android 12 |
画面 | 10.1 インチ (1920 × 1200) |
SoC | MediaTek Helio G85 |
RAM | 6GB(+4GBまで拡張可能) |
ストレージ | 128GB(MicroSD対応) |
バッテリー | 7,280mAh |
寸法 | 238.8 × 157.6 × 7.7mm |
重量 | 450g |
認証 | 顔認証あり・指紋認証無し |
カメラ | アウトカメラ13MP+0.3MP インカメラ:8MP |
Wi-Fi | 802.11 ac / a / b / g / n |
Bluetooth | 5.0 |
SIM | nanoSIM + nanoSIM or MicroSD |
バンド | 3G WCDMA:B1//B8 4G TDD:B40 FDD:/B1/B3/B7/B8/B20 |
今回のBlackview Tab 13は10インチタブレットの最新モデルで、搭載されているSoCはHelio G85。Redmi Note 9等に搭載されている、2020年のチップセットで、安いながらもゲームなそれなりに遊べるよう開発されたもの。
合計で拡張して10GBまで使用可能なRAMやハイエンドタブレットによくあるPCモードが搭載されているのが特徴的です。
イヤホンジャックは搭載されていないのに注意。
カラーはグレーとブルーの二色展開。
動画版レビュー
開封&内容物
では開封します。
▲箱にもしっかりとお金をかけていて、しっかりとした頑丈なつくりになっています。箱を開けるとガラスフィルム、カバーケース付きの本体が現れます。
▲内容物はこちら。本体、カバーケース、ガラス保護フィルム、説明書、SIM取り外し用のピン、充電器、USB-Cケーブル。保護フィルム・ケースが付いてくるのはお得感ありますね。
本体外観
金属素材の上品なブルーがイケてる
▲最初からケースが装着された状態だったので、剥がして本体を見てみるとかなり素敵。金属素材のエッジが立っているフラットなデザインなので、かなり今っぽいし質感・ビルドクオリティも非常に良い。
▲また青のカラーリングも非常に良くて、シルバーにも見えるし、反射によって青っぽく見えてくる上品な色味。
▲本体表面はベゼルの中にインカメラがあります。
▲また背面の素材の切り替わりはボリュームボタン側の一部のみで、ほぼ全面金属板なのも好印象。ロゴや印字の凹凸もなく、サラサラしていて気持ち良い触り心地です。
▲カメラは二眼で1mm程度出っ張っているのも今っぽいデザインではありますが、13MPと0.3MPなのでまぁ良い画質とは言いにくいかも。
▲上側面には電源ボタンとボリュームボタン、下側面には外部キーボードとの接続用端子が見えています。
▲右側面には電源端子とスピーカー、SIM/MicroSDスロット、反対側にはスピーカーのみです。
サイズと重量
サイズ・重量的には標準的な10インチタブレット。10.2インチのiPadと比較すると
となっていて、厚み以外はほぼiPadよりも小さい寸法。
重量は実測値で474.8gですが、ガラスフィルム込の重量。ケース装着時だと658.3gでした。
画面
画面は1920 × 1200ですが、個人的には十分な画質。輝度も十分、色味がおかしいなど感じることも無く、10.1インチの大画面で、全周囲同じ幅のベゼルが回っていて統一感のあるデザインです。
ベゼル幅は一番外側から11mm程度。ipad proとかが9mmくらいらしいので、若干太めには感じますす。
使い方
サイズ・重量的には標準的な10インチタブレットなので特に使い勝手の悪さは感じません。
独自にチューニングされたDokeOSもほぼ素Androidのような使い勝手ですし、多少の謎アプリプリインストールはあるもののPlaystoreも普通に使えるので特別違和感はありません。
カバーは品質良いけど使い勝手イマイチ
▲まず付属してきたカバーについてですが、こちらは本体側にTPU素材の被せるカバーとして装着し、画面側にはいわゆるipadのような折り畳んでタブレットスタンドに出来るものです。
サラサラとしていてさわり心地良し、品質もそれなりに良くて、十分な感じでは有りますが、閉じた時にマグネットで固定されないのが地味に使い勝手が悪いです。
もちろん開けるとスリープ解除になってスムーズに使うことはできますが、カバンに入れたり、別の場所にちょっと置いたりする際のカパカパする感じ。そしてカバーを背面に回して使う時も固定されないので、ちょっと減点。
▲あとはスタンドとして置いたときの角度が微妙で、少し角度が低すぎるんですよね。シンプルにあまり見やすくないし、重心がかなり後ろに寄るので安定感もあまり良くない。
けれどもまぁ、それなりに高品質なカバー・保護フィルムがデフォルトで付いてくるってだけである程度のお得感は有ります。普通に別途購入すると+2000~3000円くらいしますからね。
PCモード
▲PCモードはいわゆるタブレットをPCライク(Chromebookライク)に使えるようになるモード。マルチウインドウなどに対応して、複数のアプリを並列に使うのに役立ちます。
SIMOって何だよ
▲本端末にはSIMスロットの他にSIMOに対応しています。SIMOとは、仮想SIMで、提携している地域のネットワークに接続できる通信サービスです。
会員登録して課金すればそのままソフトバンクとかにつながる、みたいな感じ。
情報少なすぎて何なん?って思いましたが、公式HPを見てみると本タブレットが画像として載っていたのでどうやらかなりオリジナリティあるサービスのようです。
高性能とは感じないが、不満も感じない
ベンチマークスコア的には格安タブレットによく使われているUnisoc T618と同程度の性能。
性能はそこまで高くなく、ブラウジングや早くスワイプするとカクつくことがありますが止まったり遅かったりするわけではないのでそれほど不満にも感じません。普段軽い調べ物をしたり動画を見たりする分には特に問題無さそうです。
▲もちろんマルチウインドウも可能。
WidevineがL3なのでネトフリ・プライムHD画質再生不可(SD画質再生なら可能)な事の方がどちらかというと気になりますが、これに関しては格安タブレットでは仕方が無いこと。
この点が気になるけど安いタブレットが欲しいようであれば、Fire HDを買うしか無いでしょう。
原神遊べる
▲ではゲームはどうでしょうか、と思い色々試してみました。原神はデフォルトでは低画質設定でしたが、中画質で普通に処理落ち無し・ラグ無しで普通に遊べる感じでした。
マイクラのような軽いゲームもBluetoothコントローラーに接続して全く問題なく動作します。
▲エミュではPS2の方がよく動き、GCの方が重いような印象でした。まぁどちらにせよ快適に遊べるとは言い辛い感じなのでがっつりゲーム用途として使いたい方はもうワンランク上の端末を買ったほうが幸せになれそうです。
あとこの端末基本的にVulcanよりもOpenGLの方がよく動きます。設定ではそのようにチューニングすると色々楽しめるかも!
音質は良くは無いけど及第点
穴が二箇所のみのステレオスピーカーで音質は特別よく有りません。が、まぁそれはiPadのスピーカーに慣れているからであって、別に問題なほど悪いとは感じません。
あと二箇所のみのスピーカーなので、カメラを下にして手にもってゲームを遊ぶとスピーカーが完全にふさがらないのが良いと言えば良いのかもしれません。
感想:本当に丁度いい
正直全部丁度いいタブレットだなと感じました。2万円台と安めの金額で、それなりの性能、そしてiPad(Pro)ライクなデザイン、質感やビルドクオリティが高いので持っていてそれなりに満足感もあります。
対応Band数は少ないもののSIMも使えますし、もちろんMicroSDも使える。指紋認証は無いけれど顔認証は有るし、PCモードやSIMOなどといった独自機能もあります。
コスパを最重要視するのであれば他にも選択肢がありますが、安いのが良いけど、安っぽいのが嫌だな、とか、ipadっぽいの欲しいな、とか思っているようでしたら検討してみても良いかと。