最近Nintendo Switchのプロコントローラーがめちゃくちゃドリフトしちゃうので、代わりのコントローラーを探していました。
それとは別に、XBOXコントローラーをかなり気に入っていて、このコントローラーがNintendo Switchで使えればな~と。まぁ、一応使う方法は有るんですが、PCやその他ハードで使っているので、ペアリングし直すのが面倒なんですよね。
そこでこれ、8BitDo Ultimateは要件を満たしてくれて最高なのでは?と。
販売ストア
販売はAmazonや8BitDoオフィシャルストアなどでも。大体9000円程度で販売されていますが、Amazonだとセールなどで7000円台で購入できる事もあるので、そのタイミングを狙って買うのが良いかと。
ちなみに2.4Gのみ版もありますが、絶対にBluetooth対応版を購入することをオススメします。
動画版
スペック&主な特徴
8BitDo Ultimate Bluetooth Controllerとは
そもそも8BitDoは、レトロゲームオマージュなデザインのコントローラーを主に出している会社で、ただレトロゲームオマージュというだけではなく、スマホにも対応した携帯性が高いコントローラーや、アーケードスティックコントローラーなど幅広く展開しています。
しかしUltimate Bluetooth Controllerは、その中でもかなり現代的なコントローラーデザインで、Windows、Android、Switchに対応、割当可能なバックボタンや連射機能を搭載。しかも2.4Gアダプターも付属するので、Bluetooth非対応のデバイスでも使える。
中でも特徴的なのが、付属のドックで充電可能という点。意外と忘れがちな無線コントローラーの充電を気にせず使うことができます。
開封&内容物
では開封していきます
ちなみにこのコントローラー、ずっと欲しいけど購入を後回しにしていたら8BitDoさんがレビュー用に提供してくださいました。
▲箱はこちら。白を基調としたシンプルで高級感漂うデザインです。
▲内容物はこちら。USB-Cケーブル、専用ドック、説明書、本体です。2.4Gアダプターはドックの中に仕込まれています。
本体外観
XBOXコントローラーライクなデザイン
▲パッと見XBOXコントローラーか?と思う現代的なコントローラー。フォルムは若干丸みを帯びていますが、ボタンの配置や配色がそっくりです。
右側にニンテンドー配置のABXYボタン、アナログスティック、左側にアナログスティック、十字キー。中央にはホーム、-セレクト、スター(アスタリスク)、+スタート、プロフィール(設定)、プロフィール(設定)インジケーター
シェルの質感、ビルドクオリティは申し分ない
▲シェルの質感もXBOXコントローラーに近く、前面はサラサラとした触り心地で背面のグリップ部分は滑り止めのテクスチャが付いています。手にして安っぽいと感じることはありません。
背面にはバックボタンのP1、P2、Bluetooth↔2.4Gの切り替えスイッチ。
三点リーダーみたいな部分は充電用の接点です。
上側にはL、L2、ペアリングボタン、USB-C、インジケーター、R、R2。
ドックは置くだけで充電できるもので、背面にUSB-C、底面に蓋があり、2.4G接続用のアダプターが入っています。
他ハードとの比較
▲XBOXコントローラーと似ているなと思っていましたが、並べて比較してみると結構違います。
確かにボタンの配置やシェルの組み方、構成はそっくりですが、幅はより小さくコンパクトに、ショルダーボタンも小さめ、十字キーは円形のパット式ではなく一般的な十字になっています。
色味はXBOXコントローラーより若干黄色く、質感はXBOXコントローラーより若干ツルッと寄りだと感じます。
▲プロポーションや幅に関しては、Switchのプロコントローラーにそっくりでした。
ショルダーボタンまわりのカーブやグリップの幅など、かなり寄せてきています。
見た目だけで言うと、XBOXコントローラーとSwitchプロコンのミックスのような感じでしょうか。
操作感
グリップ感は良好
▲グリップの幅はかなりSwitchのプロコンっぽい仕様となっているので、実際手にしてみてもSwitchっぽさはかなり強いです。
ですがプロコンよりも若干グリップが大きいので握りやすく、触り心地的にはXBOXという感覚。
ボタン配置はXBOXコントローラーっぽく少し離れ気味なので、各ボタンやアナログスティックが操作中に干渉するということも起きにくいです。
▲XBOXコントローラーに近く感じる要因としては、やはりグリップ部分のテクスチャが大きいですね。つぶつぶとした滑り止めが付いていて、握っていて心地が良いです。
ボタン
▲ボタン押し心地は軽めだけどしっかりとしているボタンです。さわり心地としても丸みを帯びていて光沢感があるので、XBOXコントローラーに近いような印象です。
▲マイナス、プラスボタンまわりもXBOXコントローラーのようにしっかりと押し込み距離があり押せる感じ。プロコンのように平らなタクトスイッチではありません。
十字キーは結構硬めの導電性ラバーで、プロコンをより硬くしたような印象です。カチカチとしたドームスイッチではありません。
▲アナログスティックは中央が膨らんでいて、縁に滑り止めが付いているタイプで、プロコンと同じようなビジュアルですがこちらはサラッとしていて、少し滑りやすく感じました。が、まぁ使っていけばサラサラ感は薄れ、馴染んでいくかもしれません。もしくはスティックカバーを付けるとか。
ちなみにホールセンサーなので壊れにくい(らしい)のも大きな特徴です。思う存分酷使できますね。
▲LRボタンは柔らかめのタクトスイッチで、甲高い音がカチカチと鳴るタイプではありません。L2R2ボタンはアナログトリガーで、長いストロークで押す強さを感知するものとなっています。
設定アプリでこの感度も調整できるので、軽く押しただけでクリック判定、とすることもできます。
▲そしてサードパーティコントローラーならではのバックボタン。握ったときにちょうど中指に当たる位置にあり、自然に使うことができます。
こちらは自由に割り当て可能なので、片手プレイなどでも活躍しそうですね。
使用感
とにかく便利な充電ドック
▲このコントローラーが欲しかった一番大きな理由はこの充電ドック。
置くだけで充電可能、しかも一体感の有るデザインで非常に良いと思っていましたが、実際かなり良いです。引っかかりを感じることもなく、安定感もあり手に取りやすい。
ワイヤレスコントローラーって気付いたら充電が無くなっているので、その時々感じるストレスから開放されるのは最高です。
純正プロコンのように使える、ジャイロも対応
▲このコントローラーはおそらく、Switchコントローラーベースとして作られているのでNintendo Switchに完全対応します。ホームやスクショも完全に機能して、ジャイロも使えるのでスプラでも遊べます。Amiiboには非対応。
▲インジケーターも搭載していて、何番目のコントローラーかもわかるようになっています。
またプロコンではホームボタンを押すだけでスイッチをウェイクアップ、つまりスリープから復帰することができたのですが、このコントローラーでは、コントローラーの電源を付けた後に振ることで可能です。
Windows、Steamdeckでも使用可能
▲もちろんBluetoothコントローラーなので、WindowsやSteamDeckでも使用可能です。個人的におすすめな使い方は、よく使うハードではBluetooth接続、それ以外では2.4G接続。
▲というのも、背面にBluetoothと2.4Gの切り替えスイッチがあるので、これで切り替えれば毎回ペアリングし直さなくても良いんですよね。このコントローラー一台で様々なハード使えるのが便利です。
ボタン割り当てはスマホからも可能
▲あともう一つ便利なポイントがありまして、割当機能です。
こちらは8BitDo Ultimate SoftwareというWindows、Android、iOSに対応したアプリを入れることで、ゲーム中であっても割当を変更することが可能です。
自由にボタン割当を変えるだけでなく、振動の強さ調整、アナログスティックやトリガーの強さ調整、マクロ、ターボ機能を使ったりと様々な設定が可能で、
しかもボタン割当は3パターン保存できて、プロフィールボタンを押すことで切り替えが可能です。切り替えると前面にあるインジケーターが光ります。これは中々やるなぁと感じました。
感想
感想としては、期待通りに高品質、期待通りに便利なコントローラーでした。8BitDoさんのコントローラーが品質高いのは知っていましたし、充電ドックは有ると便利なんだろうな~と思っていました。
なので非常に満足感があります。価格は少し高めではありますが、セールなどで安いタイミングを狙えば7000円くらいで買えます。
スイッチ用にプロコン代替品として使用、その上ペアリングし直さず2.4G切り替えのみでWindowsで使えるのが本当にシームレスで便利。
全力でオススメします。