私キーボードはそこまでこだわりがなく、まぁなんでもいいかなって感じで使っていたんですが、唯一気になっているキーボードがあったんですよね。それがゲーム周辺機器をたくさん出している我ら8Bitdoさんのレトロ風キーボード。
ファミコン風味のデザインが特徴的で、いつか買おうと思っていたら、どうやらセガサターン30周年記念限定モデルが出るとの事で提供頂きました。
これまで3000円くらいのキーボードしか使ったことなかったので、初めての感触、初めての英語配列、初めてのキーマップと初めてづくしでめちゃくちゃ楽しい。
けどキーボードのこと全く何も分からんやつがレビューしたって参考にならねえwって言われるかもしれないな?と思って、一番良いキーボードを頼むって感じでHHKBを買いました。3.3万円。何してんだ本当に。キーボード楽しいですね。
販売ストア
販売ストアは公式ストアのみ?で、数量限定なので買うのであればお早めに。価格は109.99ドル。
動画版
スペック&主な特徴
8BitDo Retro Keyboard – Saturn 30th Anniversary Editionとは
8BitDoの「Retro Mechanical Keyboard S Edition」は、セガサターンの30周年記念として設計された特別版キーボードで1994台限定生産。サターン風のカラーリング・固有のシリアル番号印字、付属する謎のデカボタンが特徴的です。
仕様としてはテンキーレスサイズの87キー、Kailhのメカニカルスイッチを採用。
英語配列のWindows・Android対応、優先・Bluetooth・2.4G接続対応、独立したコントロールパネル、専用ソフトウェアでのマッピング・マクロ変更など。
バッテリーを搭載していて2000mAh、ホットスワップ対応、専用のリストレスト付属など。
開封&内容物
では早速開封していきます
箱はこちら。いつもの8Bitdoらしいデザインで洗練されています。
内容物はこちら。マニュアルやステッカー類、USB-C to USB-Aケーブル、デュアルスーパーボタン、本体です。デュアルスーパーボタン?
そしてもう一つ箱があり、そちらには
専用のリストレスト、キーキャッププーラー、別カラーのキーキャップが入っていました。
本体外観
まず最初に感じた印象は・・・結構大きく重いなと。まぁ多分安いキーボードしか使ったことないからですが、かなり存在感もあり、置いておくだけでも素敵だと思います。
カラーリングは本当に絶妙、レトロ感がある淡いグレーがベースになっていて、差し色のようにレッドが効いています。高級感もありますし、ゲーミングゲーミングしていないのも好印象。
もっともっと派手でも良いのにな、とは思いますが、付属の交換用キーキャップがABCXYZとあり、それを換装することでもまた印象が変わります。
持ち上げると背面の部分に空洞感は感じますが、こんなもんでしょう。
リストレストは上上下下左右左右とプリントされている、某コマンド風のデザイン。もちもちとした低反発の感触、幅はキーボードと完全に同じで、手前に並べて使うといい感じです。
そして特徴的なのがこのデュアルスーパーボタン。デュアルスーパーボタン…?という感じではありますが、いわゆるコントローラーのボタンをスケールアップしたようなショートカットキーで、この8Bitdo レトロキーボードシリーズには同じように付属します。
ちなみにキーボードの他にも色々と出ていて、スピーカーやマウス・テンキーなども販売されています。マウスとテンキー欲しいな・・・。
キーボードの規格としてはテンキーレスサイズ。新しく出たXBOXエディションもテンキーレスサイズで、おそらく8Bitdoキーボードで一番有名なファミコン・NES風のモデルではフルサイズ・両方のサイズ展開があるようです。
基本的にスタンダードな英語配列に割り当て可能なABボタンが追加され、上部には切り替えスイッチ、ボリュームノブ、ペアリングボタン、クイックマッピングボタン、設定ボタンとあり、右上には電源のインジケーターがあります。
背面には製品情報のステッカー、そして四方には滑り止め、中央上部にあるのはレシーバーの収納スペース。これは差し込むタイプのものではありますが、マグネットで軽い力でバシッとハマるので着脱しやすいです。
スタンドは無いので角度調整などはできません。
奥側にはABXYと、ボタン用のコネクタがあり、USB-C端子があります。かなりボリューミーなサイズ感。
スーパーボタンはこちら。それぞれセガライクにABと印字があり、デカボタンが並んでいます。
背面は全面滑り止めラバーが貼られています。
使用感
ノブが便利
モードスイッチとボリュームノブが地味に便利で、操作してる感がまず良いし、直感的な操作ができて楽しい。ボリューム操作って意外とすることが多い(動画編集するからか?)ので、かなり快適です。
右側三種のボタンは多用することは無いですが、まぁあると便利だよな、という気持ちです。
インジケーターも豊富にあります。
打鍵感
打鍵感ですが、色々触ったことは無いのでなんとも言い難いですが、とりあえず音は大きめのメカニカルスイッチ、職場で隣で使われたら結構うるさいと感じる人もいるかもしれません。
ただ音が大きいだけあり、押している感はとてもタイピングしている感があります。
感触としては結構軽めで、チャキチャキする感触。キーキャップを外してみると白軸。Kailhの白軸ということでしょうか。
スーパーボタンの感触も同様にチャキチャキとしたメカニカル。こちらはさらに音が大きいように感じます。ボタン自体が大きいから鳴りが大きいんですかね。開けてみると中はGateronの緑軸でした。
しかしまぁ、他にメカニカルのキーボードを触ったことが無いので比較ができない。HHKBじゃないのにすればよかったのにとか言わないでください。
ボタンマッピング
クイックマッピングボタンでボタン割り当てをキーボード自体で行うこともできますが、8BitDo Ultimate Software V2という専用アプリが存在しているのでそちらで割当やファームウェアアップデートが可能です。
自由にボタン割り当てを変更できてキーボード側に設定が保存されるので、別のパソコンで使う際も使いやすく、あ、あのボタン消しちゃって使えない・・・となっても設定ボタンをオン・オフすることでデフォルトの状態に戻すことも可能です。
スーパーボタンはABXY接続端子ごとに割当を変えることも可能で、ネタっぽく見えますが実用面でも考慮されています。
アプリの挙動は若干不安定な感じで、ん?となることも多いですが、まぁはい。
ちなみにキーボード自体はmacでも使用可能でしたが、専用ソフトがWindowsのみなので、そういった意味でWindows専用なのでしょう。両方所有しているユーザーであれば問題なさそうです。
感想
ゲーミングキーボードとしては高すぎず、しっかりとしたクオリティ、質感も良く、デザインが好きであれば気に入るかなと思います。まぁとはいえゲーミングキーボードはまだ触ったこと無いんですけど。
ネックは打鍵音の大きさと英語配列のみの点でしょうか。私のような特に何も気にせず日本語キーボードを使っていた人間からすると、正直慣れるのに時間が・・・多少時間がかかりました。
しかしまぁガチキーボードの人は皆英語配列を選んでいるようなので、これを気にガッツリ慣れていきたいなと思っています。
というか、そもそも限定生産モデルだから、実用メインで買うというよりはコレクション用として買うのが正解なのかもしれません。こうして今現在実際にキーボードを使って打っている中アレですが・・・。