RS97に最新CFWでもあるRetroFWを導入してみました。特に使っていませんでしたし、特にアップデートする理由もなかったんですが、RetroFWを使ってみたい気持ちも有ったので、検証的な理由も含めて。導入は結構簡単でしたので、メモしておきます。
ファームウェアのダウンロード
上記リンクからファームウェアファイルをダウンロードします。端末のバージョンによって使うファイルが違うので、確認しましょう。リンク先にも記載されていますが、Retro Game v○.○となっているのが、RS97の対応バージョンです。該当するのは主には下記のマーカー部分のいずれかになると思います。
Device | Firmware type |
---|---|
Retro Game v1.0 | Type 1A |
Retro Game v1.0 S | Type 1A or Type 1B |
Retro Game v2.0 | Type 2A |
Retro Game v2.1 | Type 2A or Type 2B |
Retro Game v3.0 | Type 3B |
Retro Game Plus (60Hz) | Type 3B |
Retro Game 300 | Type 3B (Dim Screen) or Type 2B (Bright Screen) |
Retro Game 300 IPS | Type 5B |
Retro Game Plus Anniversary | Type 5B |
Retro Game Plus IPS | Type 5B |
Retro Arcade 4.3v1.3 | Type 4B |
LDK (Horizontal) | Type 2A |
LDK (Square) | Type 2B |
端末バージョンの確認はバッテリーを取り外すと分かります。RETRO-GAME-V○.○と書いてあり、それが上記のバージョンと対応しています。
MicroSDにファームウェアの書き込み
新たに用意したmicroSDにファームウェアを書き込みます。RS97はmicroSDに相性がかなり有るらしいですが、ぼくは普通にそこらへんにあったやつで問題有りませんでした。
容量は32GBくらい有れば十分過ぎるくらいだと思います。安いし。容量の多いPS1のゲームをめちゃくちゃ沢山やるようなゲーム機でも無いと思うので。
上記でダウンロードしたファームウェアファイル、Retro Game v○.○というファイルを解凍し、microSDに書き込みます。
書き込むソフトはWin32 Disk Imagerを使いましょう。手順としては
①:microSDをエクスプローラからフォーマット(クイックフォーマットでOK)
②:win32 disk imagerを起動し、Image Fileのフォルダアイコンをクリックし、ダウンロードしたファームウェアを解凍して出てきた
tmp/RetroFW.imgを選択
③:DeviceでMicroSDを選択(※エクスプローラのPCから何のアルファベットか分かります。選択を間違えるとPC本体が壊れたり、接続している他のデバイスが壊れるので注意してください)
④:Writeをクリックします。
で書き込み完了。下準備は終了です。
内部MicroSDの取り出し
ファームウェアは内部microsdに書き込むので、分解して取り出す必要があります。
そんなに大変ではありませんが、6つのネジを外す必要があります。
ドライバーは百均のものでも大丈夫だと思いますが、もし固くて外れない場合はネジ頭を馬鹿にしてしまう可能性が有るので、力が入りやすいなるべく長いドライバーを使用することをおすすめします。
またサイズは、精密機器は大体+0でいけるとおもうので、下記のようなドライバーがおすすめです。
上手く外れると、基板が現れます。スポンジに包まれたmicrosdが見つかると思うので、スポンジを剥がしてしまってmicrosdを取り出し、
CFWを導入したmicroSDをセットします。
取り出したmicroSDは念の為保管しておきましょう。
CFW導入完了
上記のようにRetroFWの画面が表示され、メニュー画面が出れば成功です。うまくいかなくても壊れることは無いので他のファームウェアファイルなどで試して確認してみましょうと公式に書いてあったので、めげずに行ってみてください。
アプリのダウンロード
導入直後はまだアプリが何も無いので、追加する必要があります。
上記サイトにアクセスし、下にスクロールしていきのAssetsをクリック、必要だと思うアプリをダウンロードします。ちなみに簡単に説明すると、
Computers.Pack.zip → PCゲームエミュレータ
Consoles.Pack.zip → コンソール(ファミコンなど家庭用ゲーム)エミュレータ
Games.Pack.zip → フリーゲーム
Portable.Systems.Pack.zip → 携帯用ゲーム(ゲームボーイなど)エミュレータ
Ports.Pack.zip → PCゲームの移植(本ファイルが別途で必要)
Utilities.Pack.zip → ツールアプリ。必要無いと思う
です。これを解凍し、新たに外部SDに入れるか、内部SDに入れるかする必要があります。
USB経由でのデータの転送
CFWのおかげでRS97をUSB接続すると直接データ転送できるようになっています。繋げる前に、
settings/USB MODEをChargerからStrageに変更しておきましょう。
入れたアプリデータ(.opk)をExplorerから実行することでアプリを導入することができます。
これで基本的な設定は完了です。お疲れさまでした。やはり新しくなにか動くようになるとそれだけで楽しいものですね。
ちなみにRG300やLDKでも同様の方法で導入できると思うので、参考に。