よくよく考えたら、ゲーミングモニターって、使ったこと無いんですよね。
今回は機会があったので、割と安くて評判のいいINNOCNさんの最新のモニターを試すことに。なんとリフレッシュレート330Hz。330って、知覚できるのか…?とは思いつつ、も体験してみたいのもあり。
またMiniLEDを採用していたり、27インチでWQHDだったりと、何かとバランスが良さそうな構成です。
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動画版
スペック&主な特徴
INNOCN GA27T1Mとは
INNOCN(イノセン)が展開する27インチのゲーミングモニターで、解像度は2560×1440のWQHD。最大330Hzの超高リフレッシュレートと、0.5ms(MPRT)クラスの応答速度に対応したハイエンド仕様のモデルです。液晶パネルはMini LEDバックライトを採用しており、1152分割のローカルディミングと量子ドット技術(QD)を組み合わせることで、HDR1000に対応。明暗差の表現力と発色性能の両方にこだわった映像品質が特徴です。
表面処理は非光沢(マット)で、視野角は178°。色域は99%(公式値)で、SDR高輝度モードやハイライト強調モードなどの映像最適化機能も搭載。Adaptive SyncはFreeSync Premium Proに対応し、ティアリングやカクつきを抑えた滑らかな映像表示が可能です。
インターフェースはHDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4、USB 3.0ハブ(Type-A×2/Type-B×1)を搭載し、PCだけでなくPS5・Xbox Series Xなどの最新ゲーム機にも対応。スピーカーも内蔵しています。スタンドは昇降・チルト・回転に対応し、VESAマウントも使用可能。筐体はホワイトで統一され、ゲーミングモニターとしては珍しい配色なのもポイントです。
本体重量は約6.6kg。サイズは23.9(奥行)×61.4(幅)×51.6(高さ)cm。付属品にはDisplayPortケーブル、USB-Bケーブル、工場出荷時キャリブレーションレポートなどが含まれ、購入後すぐに使用できる構成になっています。
開封&内容物
では早速開封していきます。

箱はこちら。かなり大きくて内容物一覧を並べることができないので、開封しながら紹介します。

内容物は専用スタンドの土台、アーム、電源アダプターとケーブル、DPケーブル、USB-Bケーブル、説明書類。HDMIではなくDP to DPが入っていたのがちょっと意外でした。HDMIは持ってるでしょ?みたいなことなんですかね。

組み立てに工具は特に必要なく、土台とアームの固定も底面のネジを手動で回すだけで簡単、モニター本体とアームの固定も差し込むだけで簡単でした。
外す時もロックを倒しながら傾けるだけで簡単。VESAマウントにも対応しているので、別途用意したモニターアームに付けることもできます。
本体外観
ファーストインプレッション

最初に箱から出す時にもう既にめちゃくちゃでかくね?って一瞬思ったんですが、しかし実際普段メインで使っているモニターも27インチなので同じではあるんですよね。普段のモニターはアームに吊り下げているのに対して、スタンド付きなのもあってより大きく感じるんでしょうか。
まぁそれはさておき、とりあえず組み上げてみた感想としては白ボディでLEDなども仕込まれていてゲーミング感がたっぷりあります。ディスプレイ下部のロゴ入り部分が目立ちますが、しかしベゼルも特別大きくなく良いです。硬いプラスチックでチープな感触ではありません。

電源を接続すると背面の円形部分が点灯してグルグルと光ります。ゲーミングですね。嫌であれば設定から消せます。
そしてスタンド自体も金属のバンパーが付いているようなデザインではなく、板のような形状。これがデザインと機能性を伴っていて本当に良いんです。
自由に角度を設定できる仕様で、板形状なので安定感もかなり大きめです。
インターフェイス

インターフェイスはUSB-A 3.0が2つ、USB-B 3.0、HDMI 2.1が2つ、DP 1.4、Audio out、電源。
特筆する点はなく標準的な仕様です。下側とかではなく背面に直接差す仕様なので抜き差ししやすくて良いですね。USB-C経由での出力はできません。なのでmacbookなどの外部出力などはちょっと手間かもしれません。

モニターの操作自体は端にジョイスティックと電源ボタンがあります。ジョイスティックはいわゆるアナログスティックっぽい感じですが、倒すとカチッとフィードバックがしっかりあり、気持ちの良い独特な感触です。上下などのボタンで操作するよりも直感的に操作できて良いと感じます。
スピーカーはディスプレイ下部に搭載されています。
画面・スピーカー
画面

ディスプレイ自体は反射防止仕様になっていて、映り込みをほとんど感じない仕様となっています。
画質もいわゆるFHDではなく、2.5Kなので4Kと比較すると解像度は低いですが、実際PCで使う場合、27インチで4Kだと文字が小さくなりすぎてしまい、結局拡大表示することになってしまう、というか実際私はそうしているので、ディスプレイサイズ的には丁度よい解像度だと思います。
あと4KほどにPCに負荷をかけず、代わりにリフレッシュレートが高いバランスになっているのも良いかと。
アスペクト比は16:9で標準的。

やはりこうして電源をつけて確認してみると、ディスプレイ下部のベゼルが気になります。上下左右均一にするか、黒くしてほしかった感があります。
明るさや再度は非常によく、液晶ではあるもののMiniLEDなので、一般的な仕様の液晶よりもコントラストが高いように感じます。
リフレッシュレート330Hzはそもそも出力できるものがないし、正直知覚できません。…と思っていたんですが、PCを接続してリフレッシュレート320で試してみたところ、明らかに遅延が少なくキビキビとした動作を感じます。
スピーカー
スピーカーの音質は特段よくないです。低音がかなり弱い音色。映画鑑賞とかしないのであれば許容は出来るとは思いましたが、あくまで付いているだけのような音質ではあるので、別途スピーカーを用意するのを推奨します。
使用感
高さ調整

付属のスタンドは
・上下120mmの高さ調整
・5~20度のチルト調整
・垂直90度の回転
・左右調整25度
に対応していて、縦向きでも使えるなど自由度が高く、スタンド自体もかなり重いのでぐらついたりすることもありません。土台がフラットな板なのも良いですね。
設定

ディスプレイ右側に手をかけるとちょうど良い位置にジョイスティックがあり、それで操作することで設定変更など可能です。

ピクチャーモードでは色味の変更を簡単にできて、設定からは細かな設定変更やLED設定、PIPの設定なども可能。照度センサーが付いているので、明るさの自動調整も可能です。
ゲーム設定にはクロスヘア表示をしたり、リフレッシュレートの表示などがモニター側の機能として行えます。
感想
ゲーミングモニターは初なので正直評価が難しいのはありますが、遅延の少なさは間違いなく感じました。リフレッシュレートの高さによるヌルヌルというよりは、キビキビとした応答速度の速さがゲームするには確かに最適です。
解像度と画面サイズのバランスも良いですし、色味も綺麗で十分なバランス。
最近はSwitch2を手に入れて、高リフレッシュレートのモニターが欲しくなっている人も居るでしょうし、そういった需要にも対応できて良さそうです。
