GameSirさんによるコントローラー、GameSir Cycloneに2が出ました
こちらのシリーズはいわゆるリッチな仕様だったり、ボタンが物理で入れ替わったりする変態的なものではないんですが、比較的安価でありながらホールセンサーやマイクロスイッチなど欲しい機能がしっかりと揃っているモデルで
今回は簡単に言うとさらにグレードアップして、専用ドックも使えるようになったモデルです
販売ストア
商品提供:GameSir
・Amazon(クーポンコード:Cyclone2)
充電ドック付き
単品
・公式サイト(クーポンコード:C2FANS)
・AliExpress(クーポンコード:GAMEC2)
動画版
スペック&主な特徴
GameSir Cyclone 2は、コントローラーを専門に出すGameSirによる製品で、SwitchプロコンやXBOXコントローラーのようなレイアウトのスタンダードなモデル。
対応プラットフォームはNintendo Switch、PC、Android、iOSで、Bluetooth接続、有線接続、USBドングルによる2.4G接続も可能です。
スティックはGameSir Mag-Res TMRスティックというホールセンサーの独自スティック?を採用していて、より高く安定したポーリングレートを保証しますとのこと。バッテリーは860mAh
他にも有線・無線両方でのポーリングレート1000Hz、マイクロスイッチボタンの採用、ターボ機能、振動やLEDの搭載など一通りは備わっているモデルとなっています。カラーは白と黒の二種類。
また実質的なCyclone Proの後継機でスペック以外でも、シェルカラー、LED、十字キー、スティック、トリガーボタンの切り替えスイッチ搭載、ドック対応、などの違いがあります。
開封&内容物
では早速開封していきます。
箱はこちら。カラー印刷の結構しっかりとしたデザインの箱。
内容物はこちら。説明書類、USBドングル、USB-Cケーブル、ドック、本体です。説明書は日本語対応。USBドングルは2.4G接続用です。
本体外観
今回は黒を提供いただきました。
黒のボディで部分的に半透明でゲーミング感が強めの装飾が入っています。ショルダーボタンと十字キーがガンメタリックシルバーで独特のデザイン。
基本的にプラスチックのサラサラとしたプラスチックの素地感が強いテクスチャで高級感は感じません。XBOXコントローラーや他メーカーによる一万円近いコントローラー等と比べると質感は若干下といった印象。
しかし精度、ビルドクオリティ的には高めなのでそこに対しては不満ありません。
ボタンレイアウトはXBOXコントローラーを踏襲した形で、中央のファンクションキー類のみが若干離れています。
右側にXBOXコントローラー配置のABXYボタン、アナログスティック、左側にアナログスティック、十字キー。中央は上部に表示ボタン(マイナスボタン)、ホームボタン、メニューボタン(プラスボタン)、その下にシェアボタン(スクリーンショットボタン)で、下部にMボタンがあります。これはいわゆる連射ボタンなどの機能を持つボタンです。
背面には背面ボタンが左右にあり、そしてラベルが貼ってある中央部分にあるのはドック用の充電端子です。
上側面にはLB、RB、LT、RTとあり、中央にUSB-Cがあります。そしてこの謎のくぼみはおそらくスマホマウント用のものでしょう。スマホマウントは含まれていません。
下側面には3.5mmイヤホンジャックのみがあります。
グリップ背面にはつぶつぶの滑り止めテクスチャが採用されています。
そして最大の?特徴が充電ドック。他のモデルでも充電ドック付きのモデルはありますが、本モデルのドックは骨組みのようなデザインでありながら金属製でスマートなビジュアル。
そしてUSBが差し込めるようになっていて、ここにドングルを差し込み、ドック自体をPCに接続するとドングルが動くようになっています?
他コントローラーとの比較
実質的な前モデル「GameSir T4 Cyclone Pro」と並べてみたのがこちら。大体のビジュアルやボタンレイアウトは全く同じで、質感もほぼ同等です。
表面にゲーミングな雰囲気のプリントがあるので、どちらがどっちとなることはなく、一目でモデルの違いがわかります。
フォルム的にはどちらもXBOXコントローラーにかなり近く、標準的で無難な形状だと思います。
操作感
ほぼほぼXBOXコントローラーと同じなので所有している方はそちらを想像するのが分かりやすいかと思いますが、
持っていない人向けに言うと横の広がりが大きいハの字型のコントローラーなので、手のひら全体で覆うように握るグリップが特徴。背面が滑り止めテクスチャになっているので滑りにくく、しっかり握れます。
それぞれのボタンが干渉することもなく、中央に寄っているのでなるべく少ない指の動きで使える感じが良いです。
重量は230gで軽量です
このコントローラー、Cyclone Proからの特徴ですがABXYボタンはツルッとしていて、メンブレンスイッチではなくマイクロスイッチ。チャキチャキとした音が鳴るいわゆるマウスのクリックのような押し心地です。
これによりボタンを押した感触がダイレクトに伝わり、気持ちの良い操作感になっていると感じます。
十字キーはProではカチカチとしたいわゆるドームスイッチ的な押し心地でしたが今回のモデルでは変わり、ボタン同様のチャキチャキとした感触になりました。
アナログスティックは中央が膨らんだ、若干大きめのものですが、一般的な使用感。ホールセンサースティックなので、耐久性にも安心。
Proからの感触としての違いは、スティックの棒部分が金属プレートが巻かれているので、より滑らかに回せる感触になりました。
背面ボタンの位置も良く、しっかり握りつつも中指で軽く押せるサイズ・硬さで文句なしです。
ショルダーボタンはLBRBがタクトスイッチのカチカチとしたボタンで、音はしますが甲高い音ではないので私としてはそこまで気になりません。LTRTはいわゆるストロークが長いトリガーボタンで、これもXBOXコントローラーと同等です。
軽く押しただけで反応するように切り替えることも可能なので、通常のボタンのように使いたい場合でもまぁ許容できるかな、と個人的には思います?
そしてトリガーボタンの脇にスイッチが搭載されていて切り替えるとなんとマイクロスイッチの感触に変わります。マウスのクリック感のような感触になりニンテンドースイッチなどを遊ぶ際には遊びやすくなりそうです。
使用感
ペアリング
ペアリングはペアリングボタンは無く、ボタンの組み合わせでモード切り替えを行うことで可能です。
ペアリングモードに移行するにはホームボタン+シェアボタンを2秒長押しです。
対応端末の切り替え方法はそれぞれボタンの長押しで、
DS4 B+ホーム カラー青
XInput X+ホーム カラー緑
Switch Y+ホーム カラー赤
Android A+ホーム カラー黄
となっています。どの組み合わせでどのモードになるかは覚えておかなければいけません。
ウェイクアップ対応
起動はホームボタンを押すことでコントローラーの電源が付き、Switch本体のスリープ解除もされます。
多機能
本コントローラーはMボタンと別ボタンの組み合わせで様々なことが設定できます
連射機能
Mボタン+A/B/X/Y/LB/RB/LT/RT
連射が可能。一度押しでボタンを押した状態での低速、二度押しで中速、三度押しで高速、四度押しでキャンセル
すべてのターボ設定を消すには、Mボタンをダブルクリック。
振動・ジャイロ・スティック感度等の強さ変更
ABXY切り替え:Mボタン+Aボタン長押し
振動:Mボタン+十字キー上、下で強さを変更可能
ZLZR:Mボタン+LT/RTで感度変更可能
スティックデッドゾーン:Mボタン+LS/RSボタン長押しで消すことが可能
専用アプリ対応
Windows・iOS・Android用の専用アプリを使うことで、コントローラーのファームウェアアップデート、ボタンテスト、スティックとトリガーのゾーン調整、振動調整、LEDの色変更など様々な事が可能です。
感想
他のコントローラーに比べて若干のチープさを感じはするものの、軽さ、メカニカルスイッチボタンの良さ、ホールセンサー、ドック対応、幅広いハードに対応している点など、削りながらも十分な仕様のコントローラーです。
そこまで高くない金額ではあるものの、ドック込みだと前モデルからは値段アップといったバランス。そして私の好みとしては、デザインや質感が今ひとつ、ボタン類の感触はグッドで好き、メカニカルなトリガー切り替えは最高、ドックの仕様も好きです。
GameSirさんは他にも色々出しているので、他のシリーズなどと含めて検討してみてください。