ゲームキューブ用のコントローラーって今でも結構人気で、
独特なフォルム、左右非対称なスティック、変わったABXYボタン配置など、現状のトレンドのスッキリとした形態とは真逆です。
そのゲームキューブ用コントローラーをJoy-Conにして、本体と一体型にしちゃおう!的な感じのやつが今回のこちら。
販売ストア
提供:DOYOKY
公式ストア
割引コード:ヨシダ・ザ・ムービー
AliExpress
金額は記事執筆時点で約1万円(公式ストア)。
ずっと買おう買おうとは思っていたんですが、なかなかタイミングができず悩んでいたところメーカーから連絡が来て提供受けました。ありがとうございます。
動画版
スペック&主な特徴
DOYOKY Retro Game Controllerとは
このコントローラーはNintendo Switch用の、いわゆるJoy-Conのように本体に着脱可能なコントローラーです。
まるでゲームキューブ用のコントローラーを半分にしてSwitchに装着したようなデザインが特徴的で、機能的にはバックボタンが搭載されたり、スティックのトップが交換可能など、通常のJoy-Conに加えて付加価値的な要素も搭載されています。
取り外して通常のコントローラーのように使うことも可能で、バッテリーは400mAh搭載、有線接続も可能。
カラーはインディゴ・黒・シルバーの三種類で、こちらもゲームキューブを踏襲してますね。
開封&内容物
では早速開封していきます。
箱はこちら。ダンボール製の箱で、あまり高級感はありません。箱デザインも写真をプリントしただけのシンプルなもの。
内容物はこちら。USB Type-C、交換用のスティックトップ、説明書、本体です。
本体外観
見てくださいこのビジュアル、まさにゲームキューブ用コントローラー(以下GCコン)で、サラッとした素地プラスチック、色味もオリジナル同等のインディゴカラーで懐かしさを感じます。
ボタンレイアウトは右側にゲームキューブ配置のABXY、Cスティック(右スティック)、上側にプラスボタン、ホームボタン、下側にマクロボタン、ターボボタン。
左側にはアナログスティック、十字キー、上側にマイナスボタン、スクリーンショットボタン、下側にマクロボタン、ターボボタンです。
最初手に取った時、重量がかなり軽く感じ、質感もあまり良くないように感じました。中身が詰まっていないような感触があり、他のSwitch用コントローラー、プロコンなどと比べるとちょっと物足りないように感じます。が、これは本体に装着していない時点での話です。
前面シェルと背面シェルの噛み合いは若干ばらつきがありますが、軋むなど気になることは特に無いので、使用上は問題ありません。
背面は割り当て可能なバックボタンR4L4があり、Joy-Con同様、取り外し用のロックがあります。
形状的にはこのようにグリップ・スティック以外の部分がフラットになっていて、ねじ止め箇所多めです。
上側面には左からL、ZL、USB Type-C、R、ZRで、下側面には何もありません。Switchに装着せずとも充電ができるのは良いですね。
グリップ部分も忠実再現
このようにマウンターから取り外して
Nintendo Switch 有機EL版本体に装着したのがこちら。まさに、GCコンをぶった斬って装着したようなビジュアルで不思議です。そして装着時、あっ!!!これはわかってる!!!って思ったポイントがいくつかあり、
側面を見ていただけるとわかりやすいかと思いますが、この接合部。一体感が出るよう、Switch本体とツラ合わせになっていて、はみ出たりしていません。完璧!
こういったサードパーティ製のJoy-Conライクコントローラーって、おそらく設計上の問題だとは思うんですが、画面部分よりもコントローラーが飛び出ていたり、背面は見えないからと膨らんでいたりすることが多く、いや別に使用する上でそれが問題あるわけではないのですが、なんとなく気になるんですよね。
Switch本体からGCコンが生えてるような見え方になるディテール、求めていた物そのものでかなり嬉しいです。
操作感
最初に、軽くてチープな感じ・・・と言いましたが、軽いおかげで、このサイズ感でありながらも全然快適なのが良いなと思いました。
本体重量はマウンター込みで約180グラム、そしてSwitchに装着時で485グラム。グリップが大きい分オリジナルのJoy-Con装着時よりも軽く感じます。Joy-Conライクなコントローラーは軽さが正義ですね。
若干持ち心地が違うかな?と思った理由はおそらくショルダーボタン。
オリジナルのGCコンはカーブが付いた、指がフィットするデザインのLRボタンですが、こちらはJoy-Conのようなデザインのショルダーボタン。人差し指を置いた時の感触が大きく違います。
ABXYボタンのサイズ・形状は見事にGCコン同等。このAボタンがやたら大きい独特なボタン配置、懐かしいですよね。押し心地に関してはラバーの押し心地ですが、Aボタンに関してはオリジナルに比べてちょっとラバーが硬いのか、音が大きすぎる感じ、戻りが悪い感じがあります。
あとはこれは完全に配置の問題なんですけど、Xボタンを押そうと思ってYボタンを押してしまうことが多々あります。Joy-ConではAの左隣にYがある印象なので、ゲームタイトルによっては誤操作が生じてしまいそうです。スマブラは無問題ですけど。
Cスティック風の右アナログスティックは懐かしい感じがありますが、使い比べてみるとオリジナルよりも少し小さく、高さがある印象です。押し込み可能。
プラスマイナス、ホームなどファンクションキー類は全てカチカチとしたタクトスイッチです。
左アナログスティックもかなり見た目はGCコンに似ていて、同心円状のグリップが付いたスティックトップですが、触り比べてみると違います。オリジナルは横から見て丸みを帯びた形状ですが、こちらは完全にフラットで、むしろ中心が若干凹んでいるようにすら感じます。
十字キーはGCコンよりも大きめに作られていて、ラバーの感触も良く、シーソー可能、GCコンのようなどこ押してるかわかんね〜みたいな感じはありません。
そして大きく感じるのは8角リングの存在です。GCコンのスティックは現代のコントローラーのように、滑らかにぐるぐる回せるような感触ではなく、アナログスティックの受けの部分が8角形になっているので方向性が強く出ます。この機構はスマブラにおいてかなり重宝されるとか。実際使ってみると、あぁ〜確かにこんな感じだったなぁ〜って思い返されます。
で実際オリジナルと使い比べてみると、ちょっと8角が強すぎるような印象を受けました。いやまぁ、もちろん使っていたGCコンが使用により多少滑らかになってしまった可能性はあるにはありますが、ちょっと角が強すぎる、回した時の音が大きすぎるような感覚です。
背面のL4R4ボタンは握った際ちょうど中指に当たる位置にあり、ちょうど良いタクトスイッチの硬さなので邪魔をせず使いやすいかなと思います。押した際のバネ?金属音?が響く感じがちょっと気になりますが、まぁこんなもんでしょう。
ショルダーボタンはオリジナルとは明らかに違います。見ての通り形状がまず違いますし、そもそもGCコンでL1L2のように並んでいるのは右側だけでしたが、本コントローラーは左右対称です。
LRボタンの押し心地はラバーの押し心地でタクトスイッチではなく、ZLZRは後ろに倒れるような動き、ラバーの押し心地です。Joy-Conではタクトスイッチなのでカチカチとした押し心地ですが、ボタンの動き方は同じですね。
GCコンはかなり特殊で、LRはトリガーボタンの感触とも違う、ボタンをかなり深く押しこむスタイル。ショルダーに関してはあくまでSwitchの仕様に合わせた感じでしょうか。
どうせならGCコンっぽい装備で遊びたいので、とりあえずそのまま遊んでいましたが、他にも交換用のスティックトップが付いてきたので試します。
スティックトップは色の違いはあるにせよ、左右どちらも互換性があります。
バリエーションは主に三種で、GCコンっぽい同心円グリップのスティック、Cスティックっぽい小さいスティック、かなり背の高いスティック。
使用感
ペアリング・接続
ペアリングはJoy-Conと同じ方法で可能。本体に装着するだけで完了です。
ペアリング後の接続、本体から外した状態の際は右側はホームボタン、左側はスクショボタンを二回押し。これによりコントローラーの電源が付き、自動で接続されます。またコントローラーを使ってのウェイクアップ(スリープ解除)にも対応しています。
接続スピードはJoy-Conほど早くはありませんが、まぁサードパーティ製なのでこんなもんでしょうと思います。
地味にJoy-Con(パープル)として登録されるのが凝ってて良いなと思いました。
ボタンマッピング・連射
・バックボタンの割り当て
バックボタンは右側は右側に搭載されてるボタン、左側は左側となっています。
設定方法はMボタンと割り当てたいボタンを同時押し、設定できたらバイブレーションが振動します。
割り当てを消したい場合はMボタンを5秒長押し。
・連射
対応ボタンはバックボタンと同様で左右それぞれで、
連射はターボボタンと連写したいボタンを同時押し。
再度同じボタンを設定すると、自動連写モードになります・
連射を消したい場合は再度同じ設定、もしくはターボボタンを5秒長押し。
感想
最初こそ軽くてチープじゃね?と思ったものの、完全に想定通りの仕様と、思っていた以上に軽くて快適なのが面白く、しばらくこれ付けておこうと思うレベルの製品だと思いました。
特にSwitch本体との接合部が完全にフラットになるのが本当に個人的なアレですが、ビジュアル的に気持ち良くてたまりません。
もうちょっと間延び感ある見た目になるかな?と思っていましたがそんなことも無いですし、操作感的にも新鮮で、新しいゲーム機を手に入れたような気持ちよさすらあります。
金額を考慮するとちょっと割高かな?と思わないこともないですが、ドルだと65ドルですからね。円安!