中国のレトロゲーム機メーカーTRIMUIが、人気の縦型ハンドヘルド「Brick」シリーズの新モデルを2機種公開しました。Linuxベースの廉価モデル「TRIMUI Brick Pro」と、Androidを搭載した高性能モデル「TRIMUI Brick Hammer Pro U」です。どちらも3.95インチの縦型ディスプレイ(1024×768・324ppi・フルラミネーション)を採用していますが、中身のSoCやOS、拡張性は大きく異なります。
2機種スペック比較
| Brick Pro(廉価・Linux) | Brick Hammer Pro U(上位・Android) | |
|---|---|---|
| SoC | Allwinner A133P(1.8GHz) | Snapdragon G2 Gen 1(SG6150)/Kryo 8コア:2.4GHz×4+1.95GHz×4 |
| GPU | PowerVR GE8300(最大660MHz) | Adreno A21(最大940MHz) |
| RAM | 1GB | 6GB(LPDDR4) |
| ストレージ | 8GB | 128GB(eMMC) |
| ディスプレイ | 3.95型/1024×768(324ppi)/IPS・フルラミネーション/60Hz | 3.95型/1024×768(324ppi)/IPS・フルラミネーション/60Hz |
| OS | Linux | Android 15 |
| 操作系 | 未公表 | デュアルホールセンサースティック(JF15)/6軸ジャイロ/計16ボタン |
| 筐体素材 | アルミ合金+樹脂(ABS+PC) | アルミ合金+樹脂(ABS+PC)/CNC加工の金属バックプレート |
| 映像出力 | 未公表 | USB-C DP Alt Mode(1920×1080/60Hz) |
| USB端子 | USB Type-C(USB 2.0) | USB Type-C(USB 3.0) |
| microSD | 未公表 | 対応(最大1TB) |
| サウンド | 未公表 | ステレオスピーカー(8Ω 1W×2)/底面3.5mmジャック |
| 通信 | Wi-Fi 4(802.11 b/g/n)/Bluetooth 4.2 | Wi-Fi 5(802.11 b/g/n/ac)/Bluetooth 5.1 |
| バッテリー | 未公表 | 5000mAh(公称5〜10時間) |
| 本体カラー | ブラック/ホワイト/レトログレー | ブラック/グレー/シルバー |
| 価格 | ¥16,200(予約販売) | ¥47,600 |
TRIMUI Brick Pro(廉価・Linux)

Brick Proは、SoCにAllwinner A133P(1.8GHz)、GPUにPowerVR GE8300(最大660MHz)を採用し、RAMは1GB・ストレージは8GBというシンプルな構成です。ディスプレイは3.95型・1024×768(324ppi)のIPS液晶で、フルラミネーション加工・60Hz。OSはLinuxベースで、軽量なレトロエミュレーションを手軽に楽しむ廉価モデルという位置づけです。通信はWi-Fi 4(802.11 b/g/n)とBluetooth 4.2、端子はUSB Type-C(USB 2.0)。筐体はアルミ合金と樹脂(ABS+PC)を組み合わせ。
TRIMUI Brick Hammer Pro U(高性能・Android)


Brick Hammer Pro Uは上位モデルで、SoCにQualcomm Snapdragon G2 Gen 1(コードネームSG6150)を搭載します。CPUはKryo構成の8コアで、高性能コア4基が2.4GHz・高効率コア4基が1.95GHzで動作し、GPUはAdreno A21(最大940MHz)。RAMは6GB(LPDDR4)、ストレージは128GB(eMMC)で、microSDにより最大1TBまで拡張できます。バッテリーは5000mAh(公称5〜10時間)、OSはAndroid 15です。筐体はアルミ合金と樹脂(ABS+PC)の組み合わせで、背面にはCNC加工の金属バックプレートを採用。操作系はドリフトに強いデュアルホールセンサースティック(JF15)、6軸ジャイロ、計16個のボタンを備えます。サウンドはステレオスピーカー(8Ω 1W×2)と底面の3.5mmヘッドホンジャック。通信はWi-Fi 5(802.11 b/g/n/ac)とBluetooth 5.1で、USB Type-C(USB 3.0)はDP Alt Modeに対応し、1920×1080/60Hzの映像出力も可能です。
また、SoCにSnapdragon G2 Gen 1を採用していることから、PS2クラスのエミュレーションにも対応できるとみられます(正式なベンチマークは公開前のため、実機での検証待ちです)。
どちらを選ぶ?
ざっくり言うと、Brick Proは「Linuxで軽くレトロを遊びたい・価格を抑えたい人」向け、Brick Hammer Pro Uは「AndroidでPS2級まで含めた高負荷エミュや最新ゲームも狙いたい・金属筐体や映像出力、ストレージ拡張が欲しい人」向け、という棲み分けです。価格はBrick Proが99.99ドル、Brick Hammer Pro Uが199.99ドルで、性能差がそのまま価格差にあらわれています。画面サイズ・解像度(3.95型1024×768)とシリーズの縦型デザインは共通なので、違いは中身(性能・OS・素材・拡張性)と価格に出ます。
価格・発売時期
Brick ProはすでにTRIMUI公式ストアで予約受付が始まっています(プロモーションコードの適用で割引になる場合もあります)。そして上位モデルのBrick Hammer Pro Uも、TRIMUI公式ストアで予約受付が開始されました。予約はバッチ(数量)限定で、発送は2026年7月30日以降が見込まれています。公式ストアではアーリーバード特典が用意されており、チェックアウト時に専用コードを入力すると15%オフになる早期割引が適用されます。価格は構成や時期によって変動するため、最新の金額・在庫状況は公式ストアの製品ページでご確認ください。なお海外の一部販売店では公式価格より大幅に高い価格で掲載されている例も確認されているため、購入はTRIMUI公式ストアでの予約を利用するのが安全です。日本での取り扱いや価格は本記事執筆時点では未確定で、続報が入り次第この記事を更新します。
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情報源:TRIMUI公式(各製品ページ・公式ストア)。スペック・価格は公式の公開情報を基にしています。
