2026年上半期ベストハンドヘルド5選|吉天堂が実際にレビューした携帯ゲーム機から厳選

2026年上半期ベストハンドヘルド5選|吉天堂が実際にレビューした携帯ゲーム機から厳選

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2026年も、上半期だけでとんでもない数の携帯ゲーム機を触ってきました。中華エミュ機、Android機、Linux機、ポータブルゲーミングPCまで、相変わらずジャンルはバラバラです。せっかくAmazonプライムデーも近いので、ここで一度立ち止まって、今年前半に吉天堂で実際にレビューしたハンドヘルドの中から「これは良かった」と思えたものを、ランキング形式でまとめておきます。

あくまで私の好みが第一軸です。性能表だけでは語れない、触っていて楽しいかどうか、刺さるかどうかを大事に選んでいます。良いものは良い、微妙なところは微妙とそのまま書いているので、忖度なしのランキングとして覗いていってください。各機種、詳しくは個別のレビュー記事にまとめています。

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ハンドヘルドランキング トップ5

では順番に発表していきます。それぞれのハードの特徴と、語りたいことを好きに語っていきます。

5位 Lenovo Legion Go Gen 2

Lenovo Legion Go Gen 2

Lenovo Legion Go Gen 2

過去最高のハンドヘルドPCだと素直に思いました。8.8インチで1920×1200・144Hz対応のOLEDは発色も滑らかさも申し分なく、左右のコントローラーは取り外して使えますし、タッチパッドも搭載。

SoCはAMD Ryzen Z2 Extreme、メモリは32GB、ストレージは最大2TBと、中身もハイエンドそのもの。920gという重量級ボディではありますが、その分バッテリーも74Whrに増えていて、ゲーミングPCとしての完成度は本当に高いです。何よりデザインがめちゃ良くて好き。もう普通にメインPCのような使い方をしています。持っているだけで嬉しい右腕のような満足感がある。

実際に触った体感でいうと、TDPを8Wから35Wの範囲で調整できるので、状況に合わせて全然落としても遊べます。ロードのストレスがありません。バッテリーもパフォーマンスモードで2時間以上、バランスなら3時間ほど、静音で作業や軽いゲームならかなりの時間持ってくれて、初代から大幅に増えた恩恵をしっかり感じます。右コントローラーのFPSモード(マウスモード)は面白いですが、手が痛くなるので使っていません。FPSやりませんし。

Lenovo Legion Go Gen 2

ただ、ここで正直に書いておきたいのが価格です。購入時の価格は19万円。性能以外にも機能が色々豊富なことを考えれば妥当なのかもしれませんが、ハンドヘルドにこの金額を出せるかというと、人をかなり選びます。

スピーカーのドライバにバグがあったり、やはりWindowsならではの細かい不満も正直あります。良いのは間違いない、でも高すぎる。爆値上げして約30万になってるし。厳しすぎる。

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4位 MagicX One 35

MagicX One 35

MagicX One 35

中華エミュ機の中でもかなりチャレンジングな一台。3.5インチ・960×640の4:3ディスプレイに、左右両方へ十字キーを備えた変則レイアウト。横持ちはもちろん、縦持ちでもしっかり操作できる、いわゆるTATE-mode対応のショルダーまで付いていて、縦シューや縦持ちのレトロゲームを遊ぶための発想が面白いモデルです。

SoCはMediaTek Helio G85、重量も189gと軽く、価格も約15,400円と安いのもポイント。

実際に使ってみると、この変則レイアウトは思ったより万能で嬉しいんですよね。普通に横で使う場合は普通に右スティック代わりに使えるので、トリッキーに見えて意外と困りません。3.5インチ・960×640という妙に高い解像度のディスプレイは、2Dレトロゲームと16:9のPSPの両立がかなりバランスよく、DSの縦表示をパツパツに映せるのも気持ちいいところ。

MagicX One 35

PSPも割としっかり動いて、画面が小さいぶんドットの崩れもそこまで目立ちません。スティックはホールセンサー式で耐久性にも期待でき、保護ガラスフィルムまで付属してくるのは嬉しいポイントです。

ただ、正直なところ筐体がちょっとチープで、手に取ったときのテンションがそこまで上がりませんでした。ボタンの遊びも大きめでシャカシャカした感触ですし、縦持ち時のショルダーボタンは凹みに指がハマる形状とはいえかなり窮屈で、多用するゲームだと結構しんどい。スピーカーが縦持ちだと左からしか鳴らないのも惜しいところです。発想は買いたいけれど、所有満足度の面では一歩及ばず。そのあたりを差し引いて4位です。

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3位 AYANEO Pocket VERT

AYANEO Pocket VERT

AYANEO Pocket VERT

宝石のようなゲームボーイ、という言葉がいちばんしっくりくる縦型Android機。フルCNC削り出しのボディに、3.5インチ・1600×1440で615PPIという、どうかしている超高精細ディスプレイ。筐体のリッチさからディスプレイのリッチさまで、すべてが極まっている一品です。

SoCはSnapdragon 8+ Gen 1(Adreno 730)でパワーも十分、6000mAhバッテリーにアクティブ冷却まで備えています。

このディスプレイ、615PPIというのはゲームボーイのおよそ10倍の解像度で、ピクセルが崩れない見え方で遊べるのが本当に贅沢です。Analogue Pocketと同じパネルっぽいですね。贅沢すぎる。性能面も十分で、PS2やGCといったヘヴィなハードもしっかり動く処理能力。ゼンゼロや鳴潮のようなモダンゲームも動くには動きますが、画面が小さいぶんUI周りが厳しく、本来の活躍どころはやはりレトロゲームだと感じました。

AYANEO Pocket VERT

物理スティックをあえて捨てて、MagicTouchというタッチパッドにしている割り切りもクセが強くて、ここまで尖らせてくるかという気持ちよさがあります。このタッチパッド、慣れるまでには時間がかかりそうですが、案外普通に操作できてしまうのが面白いところ。オフにもできるので好みで使い分けられます。

「ぼくの考えた最強のゲームボーイ」みたいな圧倒的に変態なハードで、普通のゲーム機が欲しい人にはオススメできません。そもそも価格が8万円程度で高級ですし、あくまで嗜好性の高い一品と言った感じです。しかし、これでもAnalogue Pocketのメタルモデルより安いですね。

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2位 Retroid Pocket 6

Retroid Pocket 6

Retroid Pocket 6

文句なし、の一言です。5.5インチで1920×1080・120Hz対応のAMOLEDに、Snapdragon 8 Gen 2、最大12GBメモリ、6000mAhバッテリー。エミュ機としてはオーバースペックまである十分な性能を、整ったデザインの筐体に収めてきました。スティック位置を上下から選べるなど、細かいニーズにも対応しています。

とにかく全面ガラスのディスプレイが綺麗で、有機ELによるバキバキの発色と全面ガラスの見た目に視覚的に満たされます。120Hzの滑らかさもあって、画面サイズのわりに解像度もめちゃくちゃ高い。性能面も十分戦える数値で、設定を適切に詰めればPS2やWiiあたりも余裕で遊べます。前世代でパチパチ鳴っていたボタンがより気持ちいい感触に改善されたのも、個人的にはめちゃくちゃ嬉しいポイントでした。

これだけの性能と作りで、開始価格は約37,000円。直近は円安やメモリ価格の高騰で約39,500円ほどまで値上がりしていますが、それでもこの完成度は驚きです。

Retroid Pocket 6

シルバーモデルはどことなくVitaのカラーリングを思わせる佇まいで、全面ガラスとクリアボタンが美しくまとまっています。

あえて挙げるなら、Vitaに比べると筐体はチープなプラスチックに感じる部分もありますが、それも粗探しのレベル。性能、安さ、デザインの良さ、どこを取っても何もいうことがない。優等生すぎて尖りという意味では物足りないというのと、単純に5の完成度が高すぎたので、特段インパクトはない、と言った意味で2位です。

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Retroid Pocket 6 Handheld

1位 ANBERNIC RG Rotate

ANBERNIC RG Rotate

ANBERNIC RG Rotate

今年前半の1位は、これです。画面がくるっと回転して、下から十字キーやABXYボタンが出てくるスイベル構造のエミュ機。閉じた状態だと正方形に近いコンパクトな端末で、ぱっと見ではゲーム機に見えないところがまず良い。

3.5インチ・720×720の1:1ディスプレイなので、ゲームボーイ系のレトロゲームとは相性抜群です。SoCはUnisoc Tiger T618で、原神をバリバリ動かすような方向ではなく、PS1やN64あたりまでをゆるく遊ぶ構成。価格は約15,000円からと手を出しやすいのも嬉しいところです。

この回転構造、カシャカシャ回しているだけで楽しくて、スライド感にもかなり安心感があります。画面を開くと自動でスリープが解除されてメニューが出て、閉じると時計が表示される作りは、往年のPSP Goを思い出させてくれるUXです。気持ちぇー。

久しぶりに、アンバーニックが思いっきり振り切った実験作を出してきたな、という印象です。実用一辺倒ではなく、まずギミックで殴ってくる。それなのに使用感も悪くなくて、ちゃんと製品として成立しているのが素晴らしい。

ANBERNIC RG Rotate

フルアルミのオーロラシルバーは約215gで高級感があり、所有欲が爆上がりするレベル。厚みがあるぶんしっかりホールドでき、折りたたみスマホやGBA SPと同等のサイズ感が意外としっくりきます。

イヤホンジャックが省かれているのは正直なんで付けてくれなかったんだと思う部分ですが、それすら許せてしまうくらい魅力が勝ちます。これぞ中華ゲーム機だ、という尖り方を全身で体現していて、こういうのを商品として作ってくれるから、中華エミュ機はやめられません。

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ANBERNIC RG Rotate

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まとめ

今年前半は、振り切った実験作のRG Rotateを筆頭に、隙のないRetroid Pocket 6、宝石のようなPocket VERT、そして万能な変則機のMagicX One 35に、色々問題なLegion Go Gen 2と、語りたくなる端末が揃いました。

どれも触ってみて初めてわかる面白さや弱点があって、こうして振り返ると数はそこまで多くないものの、濃い上半期でした。PCやゲーム機に厳しいご時世ですが、下半期も心を踊らされることを期待しています。これ入ってないのおかしいだろ、というのがあれば、ぜひコメントで教えてください。

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