ぱっと見は普通の眼鏡ですが、かけると文字が表示される、そんな未来みたいなデバイスが、あるんです。
Rokidから登場したメガネ型のウェアラブルデバイス、RokidスマートAIグラスをレビューしていきます。普段からAIグラスやスマートグラスを触っている目線で、日常に取り入れると実際どうなのか、どの機能が本当に使えるのかを試してみました。
先に言ってしまうと、最近触ったガジェットの中で一番テンションが上がった一台です。掛けているだけで楽しく、もっと早く手に入れたかったと思うくらいには気に入りました。もちろん気になった点もあるので、良いところもマイナス点も忖度なく紹介していきます。
※本記事で紹介している製品は、Rokidから提供を受けたものです。
販売ストア
RokidスマートAIグラスは、日本では2026年7月10日に正式発売されました。購入は、Rokid Japan公式オンラインストアと、Amazon.co.jpのRokid公式ストアから可能です。価格は公式ストアで109,890円(税込)です。
なお、応援購入サービスのMakuakeでは、累計の応援購入総額が6億3,673万6,060円、支援者が7,413人にのぼり、応援購入総額で歴代No.1という実績を残したプロジェクトになりました(実施期間は2026年2月26日から5月30日)。それだけ多くの人が発売前から注目していたデバイス、ということになります。
この記事を読んでくださっている方向けに、3,000円OFFのクーポンをご用意いただいています。2026年7月10日から10月10日までのローンチキャンペーン期間中に使える特典です。クーポンコードは「R3K-YOSHI」。Rokid Japan公式オンラインストア限定で、Amazonでは利用できません。
あわせて、AIチャット機能は永久無料で使えます。翻訳やナビ、議事録などのその他のAI機能についても、2027年3月31日まで無料で利用できます。
動画版
スペック&主な特徴
RokidスマートAIグラスとは
RokidスマートAIグラスは、ブランド「Rokid(ロキッド)」が手がけるメガネ型のスマートグラスです。見た目は普通のメガネに近い形状ながら、視界に情報を重ねられるディスプレイ、目線で撮影できるカメラ、リアルタイム翻訳、そしてAIアシスタントまでを、49gという軽さの本体に詰め込んでいます。撮影と視界への表示、音声ガイドを1台でこなせるのが大きな特徴で、撮影に振ったモデルは表示を持たないものが多く、表示に振ったモデルはカメラを持たないものが多い中で、その全部を兼ね備えたフル機能のAI+ARグラスに仕上がっています。

最大の特徴は、AIまわりの充実ぶりです。Geminiを世界で初めて搭載したAIグラスであり、現在はGPT-5とGeminiの両方に対応しています。ひとつのAIに縛られず、使うAIを自分で選べるオープンなプラットフォームを採用していて、今後もほかのAIモデルへ対応を広げていく予定とのことです。
さらに、テンプル(つる)を二本指で長押しするだけで呼び出せるAIショートカットを備えています。「こう見えたら、こうする」といった指示を300文字まで登録しておけるので、決まった命令をワンアクションで実行できます。翻訳は89言語に対応し、そのうち日本語・英語・中国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語の6言語は、Rokid独自のAIによってネットにつながらない場所でもオフラインで動作します。ほかにも、会議の音声を自動で文字起こしして要約する議事録機能や、耳をふさがないオープンイヤーオーディオ、度付きレンズへの対応など、日常で活きる機能が揃っています。
スペック
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 重量 | 約49g |
| フレーム素材 | マグネシウム・アルミ合金フレーム/チタン合金蝶番/TR90テンプル |
| ディスプレイ | 両眼モノクロMicro LED(最大1,500nit・調光対応) |
| カメラ | 12MP(Sony IMX681)・109度広角・F2.25・最大3K撮影(比率3:4/4:3/9:16に対応) |
| 翻訳 | 89言語のリアルタイム翻訳(日・英・中・独・仏・西の6言語はオフライン対応) |
| AIアシスタント | Geminiを世界初搭載・GPT-5/Gemini両対応・AIショートカット(テンプル二本指長押し・命令300文字まで登録可) |
| オーディオ | オープンイヤーオーディオ |
| そのほか | 議事録の自動作成(文字起こし+要約)・度付きレンズ対応(近視・乱視) |
| バッテリー | 210mAh(約20分で80%まで充電できる急速充電) |
| 発売日 | 2026年7月10日(日本) |
開封&内容物
※本製品はRokidからの提供(サンプル)品です。

パッケージはこちら。
箱を開けると、本体と充電まわりのアクセサリーが入っています。内容はシンプルで、余計なパーツのない構成です。パッケージからしてガジェット好きの気分を上げてくれる作りで、取り出した瞬間から期待感がありました。

同梱物は以下のとおりです。
- RokidスマートAIグラス本体
- 収納ケース(充電機能はなく収納のみ・マグネット式のフタで閉じる眼鏡ケース型)
- 充電ケーブル(専用端子からUSB Type-Cへの変換・マグネット式/給電には別途USB Type-Cアダプターが必要)
- めがね拭き(レンズクリーナー)
- 付け替え用の鼻あて(ノーズパッド・サイズ違い)
- 取扱説明書/安全上の注意・保証書
収納ケースは充電機能のない収納専用で、マグネットでフタが閉じる眼鏡ケースに近い作りです。充電はマグネット式のケーブルをUSB Type-Cへ変換して行うため、給電用のType-Cアダプターは別途用意しておくと安心です。
本体外観
ファーストインプレッション

本体外観。
手に取ってまず驚くのが、約49gという軽さです。フレームにはマグネシウム・アルミ合金、蝶番にはチタン合金、テンプルにはTR90という素材が使われていて、軽さと質感がしっかり両立しています。見た目も普通のメガネに近く、掛けていて悪目立ちしません。

実際に装着してみると、装着感は普通のメガネと変わりませんでした。普段から太いフレームのメガネをよく掛けているタイプなので、その意味でもまったく違和感がありません。度付きレンズにも対応しているので、普段メガネの方でもそのまま自分の視力に合わせて使える点は大きいと思います。

一方で、正直に気になったのがフレームの形状です。通常のメガネは顔の形に合わせてフレームごと湾曲していますが、RokidスマートAIグラスは全体がまっすぐで湾曲がありません。このフラットな作りのぶん、メガネ自体が出っ張っているように見えるのと、フレームの存在感を強めに感じます。ここは実際に掛けてみて気づいたポイントでした。
インターフェイス・操作

操作は、フレーム(テンプル)をタッチする方式です。ボタンをいくつも探す必要がなく、つるの部分をなぞったりタップしたりして各機能を呼び出せます。最初は誤タッチが起きたりするんじゃないかと思っていましたが、実際に使ってみるとこれがやりやすく、扱いやすい操作系でした。
前述のAIショートカットもこのテンプル操作の一つで、二本指で長押しするだけで登録しておいた命令を実行できます。ふだんよく使う指示を登録しておくと、より快適に扱えます。

画面・スピーカー
画面

グラス越しに見た緑色のディスプレイ。
ディスプレイは両眼のMicro LEDで、視界に情報を重ねられます。最大1,500nitと明るく、調光にも対応しているので、屋外でも表示を確認しやすいのは強みです。フレームはフラットな形状ですが、ディスプレイ自体は視界の中心にあって見やすく、解像度も高いです。通知やナビ、翻訳の字幕などを目線の先でしっかり読める品質になっています。
ひとつ割り切りとして知っておきたいのが、この表示が緑色オンリーという点です。フルカラーの映像を大画面で楽しむタイプのグラスとは方向性が違い、通知やナビ、翻訳字幕といった「情報を目線に出す」用途に振り切った設計になっています。用途がはっきりしているぶん、そこを理解して使えば表示の見やすさで困る場面は多くありません。あと、これはこれでなんか未来感があってかっこいいです。
スピーカー

音は耳をふさがないオープンイヤーです。個人的にはここが想像以上に良く、スピーカーがあるおかげで通知にきちんと気づけます。スピーカーがない機種は通知に気づきにくくて案外見落とすんですよね、作業していると。
音楽用としても十分に使える完成度で、音質も悪くありません。がっつり低音まで楽しみたい場合には物足りませんが、動画視聴やラジオなど、聞き流し程度ならこれで楽しめてしまうレベル。メガネがそのままオーディオデバイスも兼ねてくれるのは、日常使いでかなり便利です。個人的にオーディオグラスは普段から愛用しているので、ありがたい。
使用感
AIアシスタント

AIアシスタントは、GPT-5とGeminiの両方に対応しているので、自分で使うAIを選べます。実際に会話してみると、AIの喋り方が自然すぎて、思わず笑ってしまうほどでした。受け答えの温度感が人間っぽく、こういう人いるよねって感じのトーン。話しかけるのが楽しくなります。AIチャットは永久無料なので、気軽に使い倒せるのもうれしいところです。あくまでカジュアルな雑談とか軽い調べ事とか、そういった用途でしょうか。
リアルタイム翻訳
翻訳は89言語に対応し、うち6言語はオフラインでも使えます。外国語の映像を再生して、その音声をリアルタイム翻訳の字幕で見る、といった形なら自宅でも手軽に試せます。相手の言葉が視界の中に字幕として出てくる体験は、スマートグラスならではの便利さ。

カメラ
Rokidのカメラで撮影した昼間と夜間の作例です。


カメラは12MP(Sony IMX681)で、109度の広角レンズを備え、最大3Kの撮影に対応します。比率は3:4/4:3/9:16から選べるので、用途に合わせて使い分けられます。実際に使ってみると、目線でそのまま撮れる撮影がとにかく楽しく、撮った写真も結構きれいでした。画質は良好で、手を使わずに視界の風景を残せる感覚は新鮮です。気付いたらさっと、スマホを取り出さずに撮影できるのが非常に便利で気に入っています。
なお、撮影時のプレビュー自体はできますが、表示は緑の単色です。また、撮影中はライトが点灯するので、周囲からも撮影しているのが分かる仕組みになっています。近づくとメガネに何かあると気づかれる程度には、それとわかる作りです。

議事録・会議メモ
会議の音声を自動で文字起こしし、発言者ごとに整理したうえで要約までしてくれる議事録機能を備えています。会議中にメモを取る手間が減り、あとから要点を振り返れるのは実用的です。仕事だけでなく、さまざまな場面で役立ちそうです。
ARナビ
ナビは、地図を見下ろすのではなく、視界に直接ルートが重なる形で案内してくれます。曲がる方向が目の前に矢印で出るので、スマホを見ながら歩く必要がありません。初めての街でも進む方向が直感的に分かり、徒歩での移動がスムーズ。なお、運転中(自動車・自転車・バイクなど)のナビ利用は法律・安全上できないので、あくまで徒歩での利用に限られます。

バッテリー持ち
正直に気になったのがバッテリーです。搭載容量は210mAhで、一般的な使い方ならある程度もちますが、カメラやAI、翻訳などをヘビーに使うと2時間もたないこともありました。ここはやや頼りない印象で、しっかり使い込みたいなら拡張バッテリーやバッテリーケースがほぼ必須になると思います。
その代わり、充電は速いです。約20分で80%まで回復する急速充電に対応しているので、こまめに継ぎ足しながら使うスタイルとは相性が良いです。

感想

良かった点は、まずオープンイヤーのスピーカーです。通知にきちんと気づけるってのは本当に大事ですし、何をするうえでも効果音の大事さを身に染みて思います。iPod Classicだって、ホイール感触のためにスピーカーをつけてますしね。
フレームがフラットな作りのぶん、着用していてもフレームの存在感が強いものの、装着感自体は普通のメガネと変わらず良いです。ディスプレイ自体は中心にあって見やすく解像度も高いので、実用上そこまで困る場面は多くありませんでした。
バッテリーがヘビーに使うと2時間ももたず、拡張バッテリーや充電器がほぼ必須になることはすこし気になる点。
しかしその分、ガジェットを使っている手応えがとにかく強く、掛けているだけで楽しいデバイスです。普段眼鏡を使わないユーザーであっても、わざわざかけたくなるような楽しさがあると思います。AIグラスに少しでも興味がある方には、ぜひ一度掛けてみてほしいデバイスです。
購入は、Rokid Japan公式オンラインストアと、Amazon.co.jpのRokid公式ストアから可能です。この記事から使える3,000円OFFクーポンもご用意いただいているので、気になった方はチェックしてみてください。公式ストア限定コードは「R3K-YOSHI」です。購入先は公式ストア、Amazon公式ストア。※リンクにはアフィリエイトリンクを含みます。