Galaxy Z Fold 5 レビュー|はじめて折りたたみスマホ買ってみたんだけどさぁ

Galaxy Z Fold 5 レビュー|はじめて折りたたみスマホ買ってみたんだけどさぁ

本記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。

何故ガジェットオタクは折りたたみに惹かれるのか?やはりロマンの枠が大きいんだろうな、ずっとそう思っていました。実際に手に取るまでは。

たまたまギャラクシーのポップアップがあり、そこで軽い気持ちで手に取ったのがすべての原因でした。スマホはもうデバイスとしては完成していて、どんなものを使っても、ある程度同じディスプレイだし、言ってしまえば同じ使用感。カメラがちょっと良かったり、性能が良かったりと、差がある程度です。

しかし、折り畳みは圧倒的な迫力がある、ロマンを踏み倒すほどのインパクト、明らかに新しいもの。物欲の芯の部分を攻撃される感覚。実際に使ってみると、いうほど実用性に長けたものとは言い難い、そもそも高すぎる割に壊れやすすぎるという点も含めて、なんというか、煩悩の塊みたいなデバイスだと感じました。ガジェットに飽きている人ほど、折り畳みを買った方がいい。飛べるぞ。

ちなみに購入したのは去年で、ちょうど一年くらい経過しました。途中でいろいろとメインで使うものを変えたりしてはいますが、ここまで長く飽きずに使い続けてきたものは久しぶりです。

実は2世代前の型落ちGalaxy Foldを買ったので、いわゆる最新ガジェットレビューではなく、あくまで折り畳みスマホ(Foldタイプ)を初めて使ったレポ的な感じにはなるんですが、実際型落ちでも現行モデルとはかなり方向性が違って、これはこれでかなり良いと感じます。

スペック

項目詳細
画面サイズ7.6インチ(メイン) / 6.2インチ(カバー)
解像度2176×1812(メイン) / 2316×904(カバー)
バッテリー4,400mAh
重量253g
OSAndroid 13 / One UI 5.1.1
価格257,400円(ドコモ / 256GB)
接続端子USB-C(USB 3.2 Gen 1 / DisplayPort Alt Mode対応)
無線Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3

販売ストア

Amazonで探す

動画版

スペック&主な特徴

Samsung Galaxy Z Fold5とは

Galaxy Z Fold5は、Samsungが2023年7月に発表し、日本ではドコモとauから同年9月1日に発売した折りたたみスマートフォンです。

最大の特徴は折り畳みのディスプレイ、そしてそれがヒンジの改良でぴったりと閉じられるようになった最初のモデル。これが5にした理由の一つでもあります。

チップセットはSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxy、約7.6インチの大型メインディスプレイは輝度1,750nitで屋外でも見やすく、IPX8防水や5G・Wi-Fi 6Eにも対応しています。重量は約253g。カメラは広角5,000万画素・超広角1,200万画素・望遠1,000万画素の3眼構成。

発売時の日本価格はドコモが257,400円(256GB)、auが242,660円(256GB)からと、折りたたみスマホらしく高価格帯でした。

現在は後継機が出ているため、中古では10〜16万円台で入手できます。実際私は10万円程度で512GBモデルを購入しました。

開封&内容物

箱は無かったので省略です。

本体外観

ファーストインプレッション

ここまで狂うほどにずっと触ってばかりのムードになったガジェットは久しぶりです。片時も離さず、ついつい手に取ってしまう、それくらいの破壊力があります。

もちろん単純に、スマホサイズの端末から大画面に変身できる面白さというのもあるにはあるんですが、それ以上に独特のリッチさというか、重厚感があります。重なった側面パネルの妙な美しさ、開閉する滑らかな感触など、触った上での体験が非常に気持ちよくてたまらない。宝物を手に入れたような喜びといいますか。

もちろん質感の良さもバッチリです。側面や背面ヒンジの金属パーツや、メインディスプレイのベゼルの薄さ、そもそも開いた際の薄さなど、圧倒的な質感の良さです。これを良いと言わずして、何を言うのかという完成度。

4までは閉じた際に若干傾いているというか、完全にフラットに閉じることがヒンジの関係で出来なかったのですが、本モデルから完全にフラットに閉じれるようになっています。

インターフェイス

カメラは上部にあるのが超広角、真ん中が標準カメラ、下が望遠、右にフラッシュ。縦並びなGalaxyらしいカメラのデザインもかっこいいですね。

開いたうえでの上下左右は、右側面には電源ボタン兼指紋センサー、ボリュームボタン、

左側面にSIMスロット

上側面にマイクとスピーカー

下側面にマイクとスピーカーとUSB-Cです。

画面・スピーカー

画面

ディスプレイサイズは閉じた状態のカバーディスプレイが6.2インチ、Dynamic AMOLED(解像度2316×904)で、こちらも最大120Hz、開いたときのメインディスプレイが7.6インチ、Dynamic AMOLED、解像度2176×1812、最大120Hzのリフレッシュレート。

ディスプレイに関しては開いた時の迫力のある大きさはもちろん、閉じた時の細長い感じも意外と悪くないんですよね。たしかに横幅の表示領域は小さく感じますが、実際の使用感としてはむしろ細長くて新鮮ですし、横に短い分しっかりと握れて安定感があります。このリモコンのような細さが逆にスマホとしての取り回しの良さに感じます。

翌々考えたら私、小さいスマホが好きなのはもちろん、Xperiaとかも好んで使っていたので、そういう意味でもかなりフィットしている印象です。

そしてメインディスプレイ、これは非常にテンションが上ります。なんというか、もう完全なる新しいデバイス。

もちろん大きな画面と小さな画面を行き来できるという意味で最高の使用感ではあるんですが、それよりもこれまでに体験したことのないアスペクト比の大画面ディスプレイといった意味で、たまらなく新鮮味があります。

いわゆる8インチタブレットと比べると正方形に近いアスペクト比で、それでいて超ベゼルが狭いです。個人的にはそもそも8インチタブレットが大好きなので、そういった意味でもかなり気に入りました。さらにコンパクトになったタブレットじゃん…という。

しかもUDC採用、つまりパンチホールカメラもなく、圧倒的な画面だけを触っている感。これは興奮しないわけがないんですよ。まぁ、RedmagicなどのUDCと比べるとすこし目立ちますが、使っているうえでは存在を忘れるほどです。

また、折りたたみスマホでよく言われるのは折り目だと思うんですが、正直これは使っていたら全くと言っていいほどに気になりません。確かに意識したら折り目あるな、と認識できますが、それが邪魔だと感じたことはこれまで一度もありません。

そもそも正面から見ていたら折り目は全く見えてきませんし、あとなんというか、ゲームを遊んでいるときにゲームのUIって目に入ってきませんよね、その感覚というか。

ディスプレイは壊れやすいとよく言われていますが、私は基本的にケースなしの裸で運用していて、現状一度も落としていないというのもあり、全く壊れていません。が、実際メルカリなど覗いてみると画面故障品が大量に出品されているので、壊れやすいのは間違いないんだと思います。

スピーカー

スピーカーは下部と上部にスピーカーがあり、広がりがあるように聴こえます。

音質はバランスよく聞こえ、動画視聴には十分、ゲームをしたりする分にも全く問題なく感じます。

しかし正直若干物足りなく感じるのも事実。せっかく広い画面で動画鑑賞ができるので、もうほんの少しアップしてもらえたらなって思いました。

Bluetoothの対応コーデックは、

・LDAC
・aptX
・AAC
・SBC
・Samsung Scalable

と対応しています。

使用感

重量感はかなり重い

とにかくずっしりとした重さで、重量は253g。正直これはかなり負担だと感じていたんですが、実際に使っていると意外にも普通に慣れました。

人間って不思議ですね。先程話した通りに細長くてしっかり握れるフォルムってのも大きいのかもしれません。

とはいえ、最新のFold7は215gと、普通のスマホ同等の重量になっているので、それは普通に羨ましいです。

OSについて

もちろん型落ちなので最新チップセットではないんですが、リフレッシュレートは120Hz対応で基本的な動作や使用感自体はヌルサク。

Galaxyらしくカスタマイズ性は豊富。実は本モデルを買った理由の最大の理由が、単純にGalaxyを使ったことがなかったから、なんですよね。実際使ってみると確かに良いOSというか、もはやAndroidとは別物なんじゃ…ってくらいできることが多くて驚きました。そもそも設定UIが全然違ったり、クイックパネルを自由に配置変更出来たり、有料販売されているテーマが多数あったり、その他GoodLockで様々な要素を追加・変更したりと。

ちなみにDisplayPort Alt Modeにも対応しているので、テレビやモニターに有線接続して出力することも可能です。

アプリなどがこのアスペクト比に対応していないので使いにくいなど言われることは多々あります。実際使いやすいかどうかと聞かれたら、ある程度ブラウジングや漫画を読んだり、動画を見たり、マルチタスクで横並びでアプリを並べたりするのは良いですが、確かに妙にTwitter(X)が快適じゃなかったりするので、ここは本当にいつまで経っても課題だと思います。

それこそAppleが折り畳みアイフォーンを出したりしたら変わりそうですが、しかしよく考えたら別にiPad用のアプリがそれほど最適化されているかと言われたらちょっと微妙なので、わからないなと。

指紋認証

指紋認証は電源ボタン。位置もちょうど中心くらいでよいですし、顔認証にも対応しています。認証速度は指紋も顔も爆速です。ノーストレス。

ゲームを試す

この端末のチップセットはSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyで、
AnTuTuベンチマークを測ってみると

総合が177万、CPUが56万、GPUが45万となりました。正直全然十分です。

最新のゲームを最高画質で遊べます。流石に裸で負荷がかかる作業をいろいろとしてると熱くはなるんですが、まぁそれは全部そうだしな…という気持ちです。

スマホ用コントローラーを装着してゲーム機に変身するのは正直微妙、というのもUSB-Cの位置の問題で、下に大きくなってしまうんですよね。絶妙にバランスが悪く感じてしまうので、やはり左側に優先端子があるモデルがいいなと思い、そうなると結構選択肢が狭い、というかGameSir X5 Liteしかないみたいな状況です。もしくはBluetoothモデルを使うとか。

バッテリー持ちがどうしても不満

この端末、というかおそらく折り畳みスマホ共通の課題だと思うんですが、どうにかならないものか、本当にバッテリーの持ちが悪いんですよね。閉じている状態ではまだ大丈夫なんですが、開いた状態だとみるみる減っていくような感覚です。

そもそもバッテリー容量は4,400mAh、さらに充電速度も25W充電なので早いとは言えません。

カメラ

もう一つの不満点はカメラです。まぁ問題なく撮れはするんですが、現在のハイエンドなどと比べるとちょっと物足りないような写りです。

あと単純に同社GalaxyのUltraなどと比較しても弱いので、カメラも強くなってくれたら本機のみですべて完結できるようなバランスとなり快適なのですが…。

感想

一年間みっちり使ってみた感想としては、やはりこの折り畳み、そしてこのモデルにおいては特に平均値が無いのが楽しいと感じました。

カバーディスプレイは細長くて独特、開くと大画面で独特。どの状態でも標準的なスマホとも一致しない使用感。大画面に飽きたら細ディスプレイ、みたいな使用感の往復が常にできる。

しかもそれでいて別スマホ、というわけでは無いので完全に同じ環境で使える、スムーズさが同時に存在している。あらゆる端末を使いつくしているガジェットオタクに刺さるわけです。かなりの納得感がありました。

現行最新モデルFold7はもっと普通のスマホサイズ感・軽量なので、また違った印象にはなりそうですが、それはそれとして、これからはワイドスクリーン横長なモデルがAppleはじめ各社出ると言われているので、またそれもそれで違った印象のモデルになってきそうで楽しくて良いですね。

また、今回中古で10万円くらいで購入しまして、その費用対効果的な満足感も絶対にあるとは思います。しかし安い分、故障のリスクを考慮すると手放しでは決してお勧めできないモデルでもあります。やはり壊れやすさは間違いなく間違いないですからね。どう考えてもしっかりと地面に落としたら、確実に壊れると思いますし、修理費などもかなり高額らしいので、覚悟を持って使うような端末だと思います。

しかし使ったことがないのであれば、一度は試してみるべきな、折り畳みスマホだと思いました。

▶ Amazon で Galaxy Z Fold 5 を見る

関連記事