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【レビュー】ミニPCで色々ゲームを試す!『GEEKOM A8 MAX』

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Mini PCって、小さくて良いですよね。

今回のモデルではMAXと名前があるように、同社のシリーズからパワーアップしたのに加えてサイズがちょっとだけ大きくなっています。

もう何回目かぶりのミニPCレビュー、動作感的にも良さげな今回のモデルなんですが、もう飽きてきているんじゃないでしょうかと思い、

今回はいつものレビューに加えていくつかゲームを実際に試してみて、どのくらいに遊べるかを紹介していきます。同じプロセッサを採用しているモデルやそれ前後のモデルなどを使っている人も参考にしてみてください。

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動画版

スペック&主な特徴

GEEKOM A8 MAXとは

GEEKOM A8 MAXはミニPCを専門的に出しているメーカー『GEEKOM』によるブランドによるミニPC。基本的にコスパ重視の商品を展開しています。

ミニPCならではの小型サイズでありながらRyzen搭載となっていて、軽作業はもちろん、そこそこゲームも遊べるスペックとなっています。

GEEKOM A8 Maxには、Ryzen R9 8945HS(32GB+2TB)とRyzen R7 8845HS(32GB+1TB)の2モデルが用意されており、今回紹介するのは前者。ストレージは2TBと大容量で、安心して使える仕様になっています。

地味にWindows 11 HomeではなくProがプリインストールされてるのも嬉しい仕様。拡張スロットは無いものの、メモリとストレージは換装可能。Wifi 6E、Bluetooth 5.2 対応。4画面表示、最大8K対応らしいですが、性能的にそこまで期待しない方がいいです。

インターフェイス等、具体的な仕様については実物を見ながら紹介していきます。

開封&内容物

では早速開封していきます。

箱はこちら。シンプルなデザインで良いですね。Maxはシールで貼られています。

内容物はこちら。ACアダプター、HDMIケーブル、説明書等、VESAマウント用の金具、本体です。説明書は簡易的なもので、日本語もありますが基本的には絵で表記されています。ACアダプターのコンセントは3ピン仕様だったので、別途変換プラグが必要です。

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本体外観

今回のモデルはMaxと名前があるように、サイズ感がマックス。サイズアップに伴い、インターフェイスが充実して使いやすくなっています。

ミニPC特有の小さいサイズ感にからは若干離れてしまいましたが、それでもまだコンパクトなサイズと言えるでしょう。

背面と底面以外は金属素材のMac miniライクなデザインで高級感があり、排熱性にも期待できます。

寸法は135×132×46.9mm。

本体重量は約683グラム、ACアダプターが変換アダプター込で約1096グラムです。軽いですね。

底面と背面だけがプラスチックです。円形に膨らんだような形状になっていて、置いた際に若干浮いたような見え方をするデザインも良。見えないところまで造形が良いですね。まぁMac miniの・・・いやなんでもないです。

左右側面はファンの吸気口のになっていて、左側面にはSDXCスロット、右側面にはケンジントンロック。SDスロットが付いているの地味に有り難い。

ちなみに差し込むと僅かに出っ張るので、拡張ストレージ的な使い方は想定してなさそう。

前面には左からUSB-A(USB 3.2 Gen2)が4つ、3.5mmヘッドフォンジャック、電源ボタン

背面には電源、USB-C (USB 4 電源対応)、HDMI 2.0、RJ452つ、USB-A(USB 3.2 Gen2)、USB-A(USB 2.0)、USB-C (USB 4.0)、HDMI 2.0。

充実したインターフェイスですね。Display PortではなくHDMIが二基なのも良いですねし、なんと今回はUSB-Cによる給電に対応してそうな印字が。

上部がファンの排気口になっているので、背面に熱が籠もらないように注意したいですね。

ちなみに前レビューした標準サイズモデル?はこのような感じで、フロントのUSBが増えて、背面のLANポートが増えたような感じ。LANポートが2つある意味ってあるんです?

使用感

ではここからは使用感について見ていきます。

セットアップ

初回セットアップは毎度の事時間がかかるので省略しますが、英語キーボードなのでセットアップ用のガイドもついてきます。とりあえずローカルアカウントでセットアップしたかったので、Wifi接続なしで進めました。

その後、Windows Updateを実行、Microsoft Storeでアプリをすべて更新して完了。

一応ライセンスも確認してみましたが、正規のOEM版ライセンスでした。

画面出力

勿論普通にHDMI出力が可能で、複数ディスプレイにも対応しています。

そして、USB-C端子一本で出力可能です。モバイルモニターだとケーブルが一本で済みますし、そうでなくてもかなりスッキリとしたデスク周りにできるので、これはありがたいですね。

持ち運びにも便利そう・・・ではありますが、やはり電源アダプターが大きいので、その点は注意です。

USB-Cでの給電に対応

USB-Cで動かせればよりスペースの省略になるのですが・・・。と思うことがよくありますが、今回はなんと可能。感激。これでやっとミニPCですよね。かなり大きいメリットだと個人的には思います。

しかし100Wのアダプター・ケーブルでないと使えないそうなので、持っていない方は別途用意する必要があります。

SSD・RAM換装可能

説明書にも記載されているように、メモリやストレージは換装可能です。追加のSSDスロットはありません。

分解方法
・底面の滑り止めゴムを外し、4点ネジを外す
・隙間に薄いものを差し込み、バックプレートを外す。
・ヒートシンク?があるので更に4点ネジを外す。
・ケーブルに注意しながらヒートシンクを外す。Wifiのコードがあるので断線注意。外れてしまって付け直すのが大変でした。

ただメモリは16GB+16GBで32GB、ストレージも2TBあり結構快適なので換装する必要も無いかなと感じます。

CrystalDiskMarkでSSDの速度を測ってみたところ、リードが5000くらい、ライトが4300くらいで標準的?です。

ブラウジング・動画視聴快適

いわゆる事務作業レベルの用途、ブラウジングや動画視聴はかなり快適だと感じます。

起動も早く、読み込みに時間がかかったり、ラグ付いたりすることはほとんどなく、普段使用しているデスクトップのゲーミングPCと同じくらいに快適、ストレスを感じることはほぼありません。

ベンチマーク

オンボードGPUにはRadeon 780Mが搭載されています。とりあえずベンチマークを測ってみました。

FF14黄金のレガシー 1920×1080 標準品質(ノートPC) 6531 やや快適
FF15 1920×1080 軽量品質 4920 やや快適

結果はこのようになり、まぁ画質設定を上げたりせず、1080Pであれば普通にどのようなゲームでも遊べるかな、という印象です。高画質設定にしたり、4Kでゲームを遊ぶのは厳しいバランス。

ファンの音はゲームを遊ぶとかなり大きくなりますが、まぁこの小ささならこんなもんでは?という気はします。熱もかなり落ち着いていて、しっかり冷やされていると安心感があります。

ちなみにモンハンワイルズのベンチマークを動かしてみましたが、起動した瞬間にクラッシュして測れませんでした。

色々動かしてみる

ゲームをいくつか動かして試していきます。基本的にはFHDで動かして検証します。

・サイバーパンク2077

重めのゲーム代表ということで、サイバーパンクオープンワールドRPG、低画質設定で動かしてみたものの普通に遊べます。60FPS張り付きとはいきませんが、平均54くらいは出ているのでソロプレイゲームを画質に拘らず楽しむ分には何でも遊べそうです。

実際に遊んでみても50前後といった印象。

・インディ・ジョーンズ/大いなる円環

結構最新作のゲーム版インディージョーンズをXBOXゲームパスにて冒頭だけ遊んでみました。最初の森の中やムービーシーンではやはり植物の動きのせいか結構重めで、大体40FPSくらい、室内に入ると50前後って感じでした。

・Cities: Skylines II

都市開発シミュレーションの最新作。ゲーパスで試しに動かしてみましたが、こちらも結構重いことで有名です。設定を落とせば動きますが、初期状態ではFPS13とか。なんだ13って。しかし設定を落としたところで、こういったゲームは続ければ続けるほどに重くなっていくはずなので、非推奨かもしれません。

・No Man’s Sky

宇宙オープンワールド探索ゲームのノーマンズスカイでは大体60近く出ましたが、一瞬フレームが落ちる場面がちょいちょいあるような感じでした。遊ぶことはできそうです。

・PowerWash Simulator

高圧洗浄ゲーム。問題なく60FPSキープ。

・Buckshot Roulette、Arctic Eggs

私が結構好きなインディーのタイトルあたりはもちろん問題なく動きます。ちなみにバックショットルーレットはロシアンルーレットみたいなゲーム、アークティックエッグスは目玉焼きを焼くゲームです。

他にも3Dの重そうなゲームを色々動かしてみましたが、基本的には大体FPS40前後くらい、設定によっては50以上出るかな、といった印象です。

感想

パフォーマンス・サイズ感的には、Ryzen搭載というのも相まって、言うならばポータブルゲーミングPCの据え置き版のようなモデルです。

正直パフォーマンス自体にそこまで感動することってもうほとんどないんですが、今回のモデルの特徴として言うと、USB-Cでの給電対応、インターフェイスが増えた点が大きいとは思いますが、本体サイズが結構上がっているので気持ち的にはもっと増えてほしかったなとは感じます。

他にも色々モデルあるので検討してみてください。

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