NEOCADE GB Pocket (GB3) レビュー|現行ナンバーワンGBA互換機

NEOCADE GB Pocket (GB3) レビュー|現行ナンバーワンGBA互換機

本記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。

ゲームボーイアドバンスって良いですよね。ちょっと前にドンキのゲームボーイアドバンス互換機を購入しましたが、正直普通にゲームを楽しむには厳しいレベルでした。

しかし最近はNEOCADEというブランドのGBA互換機が出ていて、普通にAmazonで6000円前後で販売されているようなので購入してみることに。

結果としては大満足というか、現行で購入可能なGBA互換機としては、入手性・価格・品質を考慮すると一番良いレベルです。普通におすすめ。ただ気になった点もあるので、気になっている方は見ていってください。

スペック

項目詳細
画面サイズ3.0インチ(購入先表記。公式販売ページは2.8インチと記載)
解像度320 × 240
バッテリー3000mAh(購入品の商品説明)
寸法12.5×8.2×2.0cm
ストレージ拡張microSDカードスロット(TFスロット)
価格5,699円〜7,999円(本文記載・購入先や時期で変動)

販売ストア

・公式ページ

NEOCADE公式 GB POCKET

GB POCKET
Specifications :TF Card Slot design 3.5mm Jack Sockets HeadphoneGBA Cartridge Slot Design Type-C Charging 2.8” IPS Scre…

・Amazon

AmazonでNEOCADE GB Pocketを見る

Amazon.co.jp: NEOCADE ポケット レトロゲーム機 GBA用 ポータブルゲーム機 可携帯 ゲームコンソール GBAカートリッジ対応 Pikoレトロゲーム 40種 収録 3.0インチ IPSスクリーン 解像度320×240 持ち運びに便利 プレゼント- 白 : 家電&カメラ
Amazon.co.jp: NEOCADE ポケット レトロゲーム機 GBA用 ポータブルゲーム機 可携帯 ゲームコンソール GBAカートリッジ対応 Pikoレトロゲーム 40種 収録 3.0インチ IPSスクリーン 解像度320×240 …

動画版

スペック&主な特徴

NEOCADE GB Pocketとは

NEOCADE GB Pocketは、香港のブランド企業NEOCADEが展開する小型のGBA互換携帯ゲーム機で、最大の特徴はGBAカートリッジをそのまま差して遊べる点と、Piko Interactiveの正規ライセンスゲーム40本を内蔵している点です。

購入先の商品説明ではディスプレイは3.0インチのIPSパネルで、アスペクト比は4:3、解像度は320×240です。GBAのネイティブ解像度(240×160)とは異なります。

カートリッジはGBAのみに対応しており、製品説明でGBカートリッジを差し込んでいるっぽい画像がありますが、実際には起動しません。GBAカートリッジの対応率はメーカー発表で約90%で、フラッシュカートや特殊ハードウェアを搭載したソフトは非対応です。

microSDカードスロット(TFスロット)を搭載しており、ゲームを追加することでエミュレーター機としても使用可能です。対応エミュレーターはGB・GBC・GBA・NES・SNES。

バッテリーは3000mAhで、連続プレイ時間は約4〜6時間。充電はUSB Type-Cに対応していますが急速充電は非対応です。

カラーはブルーとホワイトの2色展開。

価格は時期によって変動していますが、5,699円〜7,999円。

開封&内容物

では開封していきます。

NEOCADE GB Pocket 自前撮影 P1422290

箱はこちら。しっかりとしたパッケージです。

NEOCADE GB Pocket 自前撮影 P1422292

内容物は日本語表記ありの説明書、USB-Cケーブル、本体です。

本体外観

ファーストインプレッション

NEOCADE GB Pocket 自前撮影 P1444372

この低価格というのもあり完全に舐めていましたが、意外と悪くないです。

おもちゃっぽい見た目ではありますがスレート型のデザイン、でビルドクオリティはまぁまぁ高く、細部の甘さやシェルの軋みなどもありません。

そしてパット見チープに見えるこの外装ですが、なんかかなり独特な質感です。もちろんプラスチックではあるのですが、ザラッとしたテクスチャになっていてシェルの厚みをしっかりと感じます。

後述しますがディスプレイもラミネートガラスですし、ボタン感触も悪くないので、トータルで結構印象は良いです。いや、ドンキのGBAを触ったあとだからより良く感じるという可能性は大いにありますが。

ボタンレイアウト・インターフェイス

NEOCADE GB Pocket 自前撮影 P1444417

本体サイズは12.5×8.2×2.0cm。

ボタンレイアウトは
右側に独特な配置のABXYボタン
左側に十字ボタン
上部にL、セレクト、スタート、Rボタン。

NEOCADE GB Pocket 自前撮影 vlcsnap-2026-04-29-21h55m05s914

背面にはカートリッジスロットが見えていて、製品情報のステッカー。下部にはグリップのためなのか、単なるデザインなのかわかりませんが、溝が入っています。

NEOCADE GB Pocket 自前撮影 vlcsnap-2026-04-29-21h54m31s408

上側面にはカートリッジスロット、
下側面にはUSB-C、イヤホンジャック。

NEOCADE GB Pocket 自前撮影 vlcsnap-2026-04-29-21h54m49s663

左側面にはMicroSDスロット、
右側面には電源ボタン、ボリュームボタン。

他ハードとの比較

NEOCADE GB Pocket 自前撮影 P1444400

縦型フォームファクタなGBAということで、GBASPと並べてみました。サイズ感としては結構コンパクトで、良いサイズ感です。

NEOCADE GB Pocket 自前撮影 P1444402

ほぼほぼゲームボーイカラーと同等なサイズで、ボタンやディスプレイとのプロポーションも含め悪くないバランスだと感じます。

操作感

重量は実測値で171g。かなり軽く感じ、厚みもあるのでしっかり握れて、両手で操作するゲーム機としては結構快適に感じます。

NEOCADE GB Pocket 重量実測171g

ABXYボタンはツルッとして丸みを帯びたかなり大きめなボタンで、遊びわずかにあり、軽め、ポコポコとしたラバー(メンブレン)の押し心地。内部に響いてちょっとチープな印象はありますが、しっかりと押した感触があるので良いです。

スタートセレクトLRも同様のラバー。

NEOCADE GB Pocket 自前撮影 P1444417

十字キーも大きめで、感触は同じくラバーです。ボタンよりも滑らかな感触。シーソーも可能で、入力は良好に感じます。

全体的に良好ですが、GBA専用にも関わらず、ゲームボーイのようにフロントボタンのみなのが気になる点。ショルダーボタンのLRもフロントにあります。なのでタイトルによっては操作が厳しくなりそうで、ここはなんとかしてほしかったと感じました。

というか、普通に横型で出してほしかったですね。というか今からでも横型モデルを、出してください。NEOCADEさんよろしくお願いします。

画面・スピーカー

画面

NEOCADE GB Pocket 自前撮影 P1444368

本モデルのディスプレイの画面サイズは3インチの解像度は320×240、アスペクト比は4:3比率。

ディスプレイ解像度は低く、そしてGBAのネイティブ解像度(240×160)とは異なり、ピクセルパーフェクトではありません。フルスクリーン設定では引き伸ばされてぼやけた表示になります。後述のドットバイドット設定では拡大せず表示できます。

アドバンス専用なら解像度を合わせてほしかったとは思いますが、フルスクリーン表示だけでなくアスペクト比合わせやドットバイドットの設定変更が可能で、しかもGBA以外もエミュレータで遊べるので、その点は良いです。

ベゼルは特別小さくはないですが、いわゆるラミネーションディスプレイで、ディスプレイパネルはプラスチックではなくガラス(多分)なので、印象はかなり良いです。

視野角は普通に高くて見やすく、輝度は特別高くないですが、そもそも輝度調整ができません。

スピーカー

スピーカーはざらざらとしていてお世辞にも良いとは言えませんが、かなり大音量にできますし、レトロゲームだけプレイするハードなので十分でしょう。あとフロントスピーカーなのでその点は普通に良いですね。

イヤホンジャックもあります。

使用感

では早速初回起動からの使い方を紹介していきます。

メニュー画面

NEOCADE GB Pocket 自前撮影 P1444366

メニュー画面は横並び。カートリッジや内蔵ソフトを選んでプレイする形式です。日本語も使用可能。やたらキビキビとした動作感で、非常に快適です。

設定を見てみるとシステムが1.1.0と書かれているので、もしかしたらアップデートも可能なのかもしれませんが、配布などは見つかりませんでした。

カートリッジをプレイ

NEOCADE GB Pocket 自前撮影 P1444374

内蔵ソフトもいくつかありますが、とりあえず実際にカートリッジをプレイしてみます。

起動までには時間がそこそこかかります。おそらくROMをダンプしてエミュレータで起動しているのでしょう。実際、プレイ中にカートリッジを着脱しても問題なく遊べますし、カートリッジのゲームもステートセーブとロードが可能なので、本体ストレージ側に保存される仕様になっていそうです。

動作感についてはタイトルによってはたまにカクつくことがあったりしますが、基本的には正常に動作して、音声にも問題はありません。

機能

NEOCADE GB Pocket 自前撮影 P1444409

スタートボタン+セレクトボタンでメニュー画面が開き、ゲーム終了・ゲームの保存と読み込み・画面設定・スキャンラインの設定が可能。

ゲームの保存と読み込みは言うまでもなくステートセーブで、ゲーム毎に6つまで保存が可能。

画面設定はフルスクリーン・アスペクト比維持(Fit to Screen)・ドットバイドットで変更可能。スキャンラインはなし・垂直・水平が選択可能。

いわゆるオーバーレイやバイリニアフィルタのオンオフはできないので、そこはものたりないと感じますが、しかしまぁそこまで悪くない表示だと感じるので十分でしょう。

ボタンマッピングの変更や早送り、スクリーンショットなどは不可能です。

内蔵ゲームについて

さて、遊べるゲームはカートリッジだけでなく、MicroSDカード経由での起動に加えて内蔵ゲームが40本搭載されています。いわゆるフリーゲームなのかなと思っていたんですが、どうやら違います。

入っているゲームはPiko Interactiveのもの。このブランドはアメリカのレトロゲーム専門パブリッシャーで、廃業した会社や眠っているIPを権利者から買い取り、正規ライセンスで再リリースしています。基本的に英語のタイトルしかありませんが、驚くほどにクオリティが高くて、正直この内蔵ゲームだけで十分に楽しめます。

MicroSD

さて、FAT32でフォーマットしたMicroSDにダンプしたデータを入れて動かしてみます。遊べるハードはGB・GBC・GBA・NES・SNESで、動作はかなり快適です。

ディレクトリは
games/GBC,GBA,MD,NES,SNES

しかし、これができるのであれば、カートリッジもダンプしてデータ化できたら面白かったのに、と思ったり。

エミュレータで遊ぶには

エミュレータで遊ぶためには原則以下のものが必要となります。

吸い出し機(ダンパー)

エミュレータを使う際にはゲームイメージの吸い出しを各自行う必要があります。(中華ゲーム機のざっくりとした解説はこちら

ダンパーには色々ありますが、一台だけでゲームボーイ・ゲームボーイカラー・ゲームボーイアドバンス・メガドライブ・スーファミ・64のゲームイメージとセーブデータの吸い出しが可能なCartridge Readerレビュー記事はこちら)をおすすめします。

Cartridge Reader 販売元(Save the Hero Builders)

また少しでも安く済ませたい方はGAMEBANK-web.comのダンパーを必要なハードだけ購入する、PS1、PS2等だけを遊びたい!って人はDVDリーダー+PCがあればなんとかなります。

PC(あると快適)

データを管理するのに必要となります。有ったほうが間違いなく便利ですが、本機自体はAndroidスマホのようにアプリを追加する方式ではありません。PCがなくても、カードリーダーに対応したスマホなどでmicroSDへファイルをコピーできれば準備できます。

MicroSD

ゲームイメージ用に推奨。ほかのPS2対応機で遊ぶ場合では512GBくらいあっても良いかと。ただし本機はPS1・PS2には対応しておらず、上のDVDリーダーの説明もほかの対応機向けの補足です。

MicroSDリーダー

MicroSDをPCで読み込むために必要となります。

感想

この価格でこのクオリティと動作感、内蔵ゲームの充実さなど、正直かなりレベルが高いです。

もちろん本機で遊びたいのであれば実機推奨ではありますが、しかし現状GBAの中古相場はめちゃくちゃに上がっているので、下手したら実機よりも安くでバックライト付きの、ステートセーブも可能なハードで快適に遊ぶことができちゃいます。圧倒的すぎる。

ドンキのGBAを触ったあとだから神互換機に感じてしまうのかと最初は思っていましたが、使えば使うほど普通に正解すぎるという気持ちになってきました。過去に触ってきたGBA互換機の中でも群を抜いて良くできていると思います。本当におすすめ。

欲を言うならばGBのカートリッジにも対応してほしかったのと、フロントにあるLRが使い辛いくらいですかね。横型モデルの新製品を、頼みます。

関連記事