Genki Mantaが登場|2.79インチ液晶とMantaOSを内蔵したコントローラー、Kickstarterで出資受付中

Genki Mantaが登場|2.79インチ液晶とMantaOSを内蔵したコントローラー、Kickstarterで出資受付中

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Genkiが、コントローラー本体に2.79インチのカラー液晶と独自OSを載せた「Manta」を発表しました。プロファイルの切り替えもボタンの調整もマクロの記録も、スマホやPCのアプリを開かずに手元の画面で完結させる設計。Kickstarterで出資を受け付けています。

Kickstarterでの出品者名はHuman Things。Genkiは2018年にKickstarterから始まったブランドで、Covert DockやShadowCastなど8回のキャンペーンを成功させてきました。今回のMantaは目標金額10万ドルに対して、2026年8月27日時点で637,845ドル、2,755人の支援が集まっています。締め切りは日本時間の10月2日10時。

わかっていること

  • 2.79インチのカラーIPS液晶(428×142)と、そこで動く独自ソフト「MantaOS」を内蔵
  • ABXYの4つすべてが押し込み量を検出するアナログのPulse Buttons
  • スティックはTMR方式のセンサーで、テンションは30〜80gfの範囲を工具なしで無段階に調整(目標値)
  • トリガーはDigital/Rapid/Analogの3モードを左右それぞれ独立して切り替え
  • ポーリングレートは有線で8,000Hz、2.4GHzで1,000Hz、Bluetooth LE 6で125Hz
  • 対応はSwitch、Switch 2、Windows、SteamOS、Apple製品(iPhone・iPad・Mac・Apple TV・Vision Pro)
  • 価格は189ドルから。出荷は2027年2月の見込みで、全世界に発送

設定はコントローラー本体で完結する

Mantaの中心にあるのはMantaOSです。グリップのあいだに低く配置された2.79インチの液晶で動き、プロファイル、各種チューニング、接続先の管理、マクロ、追加のアプリまでを本体側で扱います。手元の画面を低い位置に置いたのは、プレイ中にコントローラーが自然と手前に傾くから。傾いた分だけ画面が視線に近づき、操作の邪魔にもなりにくいという理屈です。

この処理を担当するのはデュアルコアのRP2350で、内蔵ストレージは16MB。持てるプロファイルは8個まで。マクロは2ms刻みで編集できるMacro Action Timelineというマルチトラックの仕組みで記録し、コンソール機でもそのまま使えるとされています。キーボードとマウスに化けるOn-the-Fly KBMも、PC側に専用ソフトを入れる必要はありません。

大会での扱いを意識したTournament Modeも用意されます。マクロ、ターボ、KBMを見てわかる形で無効化しつつ、通常のリマップだけは残す動作。

ボタンは押し込み量を読み、スティックは硬さを変えられる

Genki Manta のフェイスボタンとアナログ入力の挙動を示した図
出典:Genki公式(Kickstarter)

フェイスボタンのPulse Buttonsは、ABXYの4つすべてがストローク全体を読み取ります。電気的な接点を持たない構造で、押し込みの深さを0から100%まで連続で検出。軽く押したときと深く押し込んだときで別の挙動を割り当てたり、アクセルやブレーキのような使い方をさせたりできます。

入力が確定する位置と、次の入力を受け付けるまでのリセット位置は、ボタンごとに独立して調整できます。浅く設定すればわずかな動きで反応し、深くすればしっかり押し込むまで入らない、という調整幅。接点がないぶん、摩耗やチャタリングの対象になる部品もありません。

スティックはTMR方式のセンサーを使い、テンションを30〜80gfの範囲で無段階に変えられます。工具は不要です。比較の目安として示されているのは、Switch 2 Proコントローラーが約60gf、Xbox Series用とPS5の標準コントローラーが約65gf、DualSense Edgeが約75gf、Xbox Elite Series 2が約80gfという数字。Mantaはこの幅をひとつのスティックでまたぐ形になります。

トリガーはTriStageと呼ばれ、Digital、Rapid、Analogの3つを左右それぞれ独立して選べます。物理的なストッパーで押し込みの深さそのものを変える仕組みつき。振動はMaglev Hapticsという左右独立のボイスコイル式で、Switch 2向けにはHD Rumble 2に相当する動作をLMRモーターで再現するとしています。

底に着く前に入力が入る

Genki Manta のPulse Buttonsと一般的なマイクロスイッチの動作を比べた図
出典:Genki公式(Kickstarter)

一般的なフェイスボタンは、決まった位置の接点に届いて初めて入力になります。Pulse Buttonsはその接点を持たないため、ボタンが底に着く前の段階で入力を発火させられるという考え方です。ポーリングレートをいくら上げても、報告できるのはすでに発生した入力だけ。指がまだ動いている途中に手を入れる、という順番の話になります。

ボタン自体は最後まで沈み込みます。違うのは、沈み込みを待たずに入力が入るという一点だけ。

有線8,000Hz、無線は2.4GHzとBluetooth LE 6

Genki Manta の有線・2.4GHz・Bluetoothの接続モード比較図
出典:Genki公式(Kickstarter)

接続はUSB-Cの有線、2.4GHzの無線、Bluetoothの3通りです。ポーリングレートは有線が8,000Hz、2.4GHzが1,000Hz、Bluetooth LE 6が125Hz。8,000Hzが出るのは有線のときだけという点は押さえておきたいところです。2.4GHz用のレシーバーは同梱され、無線の通信距離は10m以上をうたっています。

ケーブルまわりにも仕掛けがあります。ショルダー部の着脱式キャップを外して付け替えると、USB-Cケーブルが抜けないようにロックできる構造。長時間の有線プレイを想定した作りです。

電源は1,200mAhのセルを左右のグリップに1個ずつ、合わせて2,400mAhを目標値としています。この2つはユーザー自身で交換できる設計で、質量を手のひら寄りに置く狙いも兼ねています。重量の目標値は320g。充電はUSB-Cのほか、3ピンの接点でも行えます。

音まわりではイヤホンジャックを備えます。その近くに置かれたミュートボタンは物理的に出入りするタイプで、いま消音されているかどうかが目と指でわかる仕組み。

Switch 2からVision Proまで対応

Genki Manta と携帯ゲーム機やタブレットを並べたところ
出典:Genki公式(Kickstarter)

対応機種はSwitch、Switch 2、Windows、SteamOS、そしてApple製品としてiPhone、iPad、Mac、Apple TV、Vision Proが挙げられています。使える機能は機種や接続方法によって変わるとされ、検証の進み具合に応じて対応表を公開する予定。

Switch 2向けには専用の挙動が入ります。HOMEボタンでSwitch 2を起こし、KBMボタンはGameChat用のCボタンとして働き、配置もBAYXに切り替わるという内容。なお、Switch 2のマウス操作についてはJoy-Con 2のマウスモードとは別物で、標準的なUSBキーボード/マウス入力として振る舞う形になります。

方向キーは十字型のTraditionalと、面の広いSatellite Dishの2種類が同梱されます。機構は共通で、指に当たる形だけが変わる作り。背面には着脱式パドル2つを含む4つのボタンが並び、ショルダー部のプログラマブルな操作子2つと合わせて6つの追加入力が使えます。

価格は189ドルから、出荷は2027年2月の見込み

製品名Genki Manta(Kickstarter出品者名:Human Things)
ディスプレイ2.79インチ カラーIPS TFT-LCD/428×142
内蔵ソフトMantaOS(デュアルコアRP2350/内蔵ストレージ16MB/プロファイル8個)
フェイスボタンアナログのPulse Buttons(ABXYの4つすべてが押し込み量を検出・接点なし)
スティックTMR方式のセンサー/テンション30〜80gfを工具なしで無段階調整(目標値)
トリガーTriStage(Digital/Rapid/Analog)を左右それぞれ独立して切り替え
振動Maglev Haptics(左右独立のボイスコイル)
モーション9軸IMU
追加ボタン6つ(ショルダー2/リア2/着脱式パドル2)
ポーリングレート有線8,000Hz/2.4GHz 1,000Hz/Bluetooth LE 6 125Hz
バッテリー目標2,400mAh(1,200mAh×2・ユーザー交換可)
重量目標320g
音声イヤホンジャック/物理的に切り替わるミュートボタン
対応機種Switch/Switch 2/Windows/SteamOS/Apple(iPhone・iPad・Mac・Apple TV・Vision Pro)
保証1年
価格189ドル(Super Early Bird)/199ドル(Early Bird)/219ドル(Late Pledge)/349ドル(Founder’s Edition・透明シェル1,000台限定)/369ドル(2台パック)
出荷予定2027年2月

支援コースは1台189ドルのSuper Early Birdが最安で、以降はEarly Birdが199ドル、Late Pledgeが219ドルと上がっていきます。透明シェルのFounder’s Editionは349ドルで1,000台限定、1人1台まで。2台セットは369ドルです。どのコースにも本体、2.4GHzレシーバー、TraditionalとSatellite Dishの2種類の方向キー、延長USB-Cケーブル、ケーブルロック用のアタッチメント、着脱式リアパドルのセットが含まれます。

出荷予定は2027年2月です。FAQでは楽観的な見込みとして2027年1月、保守的な見込みとして2027年1月から4月という幅も示されています。送料はキャンペーン終了後のアンケートで別途徴収される方式。目標額に届かなければ成立しないAll or nothing方式ですが、目標の10万ドルはすでに超えています。

製品保証は1年。日本国内での取り扱いについては、現時点でアナウンスされていません。なお、キャンペーン期間中のプロトタイプは東京ゲームショウでも展示される予定で、GamescomやPAX Westと同じ実機に触れられる見込みです。

情報源:Genki Manta 公式Kickstarterキャンペーン(本文・Tech Specs・Rewards・FAQ)。2026年8月27日時点。

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