ModRetroが、ニンテンドー64のカートリッジをそのまま動かせる据置機「M64」を発売しました。
ModRetroはゲームボーイ互換機「Chromatic」を手がけたメーカーです。公式サイトの製品ページによると、M64はオリジナルのニンテンドー64のカートリッジとコントローラーに対応し、映像はHDMIで最大4K/60fpsまで出力します。
発売と価格


公式ストアでのM64本体の価格は229.99ドルです。日本円ではおよそ36,400円になります(2026年8月2日時点の為替レート、1ドル=約158.35円で換算)。本体カラーはClear、Purple、Green、AMD Redの4色が用意されています。
周辺機器とソフトも同時に販売されています。公式ストアの表記では、M64 Pro Controllerが89.99ドル(約14,200円)、ローンチタイトルのXeno Crisis、Buck Bumble、Extreme-G: Turbo Fusion、Xibalba 64が各49.99ドル(約7,900円)、この4本をまとめたM64 Release Titles Bundleが179.99ドル(約28,500円)です。いずれも米ドル表記のため、円価格は上記レートでの換算値です。
中身はAMD製のFPGA

公式サイトによると、M64は16nmプロセスのAMD UltraScale+ FPGAを搭載し、ソフトウェアではなくハードウェアで当時の挙動を再現する方式をとっています。公式Xも日本時間7月24日の投稿で、M64の心臓部はAMDのArtix UltraScale+ FPGAであり、精度の高さと極めて低い遅延が特徴だと説明しています。
カートリッジまわりでは、Expansion PakとController Pakを本体に内蔵し、NTSCとPALのリージョンフリーで動作します。取り出し用のイジェクトボタンに加えて、装着したカートリッジのラベルを照らすLEDのライトストリップも備えます。オーバークロックについては、オリジナルのカートリッジで起きることのあるフレームレート低下を抑えるための標準モードを搭載し、より上位のアドバンストモードは開発中と公式サイトに記載されています。
| プロセッサー | 16nmプロセス AMD UltraScale+ FPGA(ハードウェアでの再現) |
| 映像出力 | HDMI/最大4K 60fps(720p・1080p・1440p・4K対応) |
| 音声 | 非圧縮PCM 48kHz/16bit |
| コントローラー端子 | 4ポート(ニンテンドー64タイプのコントローラーに対応) |
| その他端子 | USB電源ポート/USBアクセサリーポート×2/microSDカードスロット |
| 互換性 | オリジナルのニンテンドー64カートリッジ・コントローラーに対応/リージョンフリー(NTSC・PAL) |
| 同梱物 | M64本体/16GB SDカード(装着済み)/マルチリージョン対応電源アダプター/電源ケーブル |
| 価格 | 229.99ドル(約36,400円) |
CRT接続用のAVアダプターも登場

公式Xは日本時間7月29日に、M64をブラウン管テレビにつなぐためのAVアダプターを告知しました。投稿では、コンポジット、コンポーネント(YPbPr)、S-Video、RGBsに対応し、出荷はクリスマスまでとされています。
公式の製品ページによると、HDMI信号をアナログに変換する仕組みで、NTSCは480p・480i・240p、PALは576p・576i・288pに対応します。走査線を出しやすくするために240p/288pへ強制する設定もあり、遅延は1フレーム未満、音声はアナログのステレオ出力です。価格は89.99ドル(約14,200円)で、公式ストアではプレオーダーを受け付けています。
あわせて読みたい:ModRetro Chromatic レビュー(同社のゲームボーイ互換機)
情報源:ModRetro公式(M64製品ページ)/ModRetro公式(M64 AV Adapter製品ページ)/ModRetro公式X(FPGAについて)/ModRetro公式X(発売告知)/ModRetro公式X(AVアダプター告知)。いずれも2026年8月2日時点。