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エミュレータ機

【レビュー】次世代の標準仕様!5インチの大画面中華ゲーム機『RGB10MAX』

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話題の大画面型、RGB10MAXが我が家にも届きました。感想としては、まぁ想像通りかなって感じです。他のレビューなど情報を見ていた感じで、概ね期待通りです。ただ個人的にこれ良いな~ってポイントとか、これは残念だなってポイントはちょいちょいあるので、その部分を重点的に紹介したいと思います。

スペック・主な特徴

基本スペック
画面:5インチIPS 16:9 (854×480)
CPU:RK3326 (Quad-Core ARM 64bit Cortex-A35 1.5GHz)
RAM:1GB
ストレージ:外部microSDスロット1つ
バッテリー:4200 mAh
WiFi搭載、Bluetooth未搭載?

この機種は『ODROID GO SUPER』という名前の端末のクローン(同じスペック)です。これまでは『ODROID GO ADVANCE』という端末のクローンでしたが、今回はその上位端末?のクローンという。そして、以前出たRGB10の上位機種。複雑だ。

主な特徴としては、これまでの端末に比べて画面サイズ・解像度がアップバッテリーが増えた(RG351P・Mでは3500mAh)という二点ですね。他CPUなどはRG351など、OGAクローンと変わりません。

またWifi、Bluetoothに対応と書いてはありますが、おそらくBluetoothは未対応、というかおそらくチップが搭載されて無さそうなので、Bluetoothイヤホン使いたい!などの人は注意が必要です。

開封&内容物

▲RGB10MAXはシンプルにメーカー名、『PawKiddy』だけの印字。それよりもいくら開封防止のためとは言え、テープでがっつり留めてしまうのはどうにかなりませんかねぇ・・・。まぁ配送中に箱が空いてしまって中身がぶちまけられて壊れるよりは何百倍もいいですけど。

▲箱の側面には製造者や品名、カラーの表示があります。中国語での表記なのでほとんど読み取れませんけど。

▲ちなみに箱の上に貼られている赤丸シールは謎。開封します

▲内容物はこちら。本体、一枚の説明書、充電用USB-Cケーブル。

▲説明は一応日本語で記載があります。これまで中華ゲーム機やemuelecを使ったことがある人は直感的に分かると思いますが、気になる方は参考にしてみてください。

本体外観

これまでの中華ゲーム機では無いサイズ感だが、軽い

▲開けた瞬間、『うわ、でかっ!』と声が出ました。このサイズ感は中々迫力があります。しかし持ってみると見た目の割に軽い。大きい端末になると、Switchもそうですがどうしても重量がネックになって持っているのがしんどくなりますが、これであれば腕は疲れにくそうで、電源が切れるまでプレイできそうです。

画面が大きいことも有り、画面への映り込みも中々激しいですが、気にしないでください笑

▲裏側はロゴや品番などが印字されてます。

ビルドクオリティはまぁまぁ

▲RGB10なども含め、PowKiddy系の端末のビルドクオリティは低い低いと言われていましたが、今回のこのMAXは結構いい感じ。質感としてはプラスチックではありますが、マットでサラサラとした感じで、なぜかシリコンっぽい感じ?指紋は付きませんが、手汗は少し目立ちます。

▲ただよくよく見てみると側面に少し隙間が有ったりします。使っていて気になる感じは有りませんがANBERNICほどのクオリティには至らないなって感じます。

WIFIのオンオフスイッチが搭載

▲画面上側には左からボリュームボタン、MicroSDスロット、OTG(コントローラー接続など)、イヤホン端子、DC(充電)、wifiスイッチ、リセットボタン、電源ボタン。

wifiが搭載されているのもこの端末の一つの特徴ですが、なんとこの端末はwifiのオンオフ機能が搭載されています。ずっとwifiをオンにした状態で遊んでいるとバッテリーの消耗が非常に激しくなるので、スクショをシェアしたいときにだけオンにしたりすると最適かも。

まぁ、技適取得していないので日本では使えないんですけども。

スピーカーは片方フェイク

▲これ、この端末の一つの不満点なんですが、一見ステレオスピーカーに見えると思いますけど、実はフェイクなんですよね。実際にスピーカーが搭載されているのは左側だけで、右側はフェイク

いくら予算削減とはいえ、両側にスピーカーを搭載してほしかったなと思います。というのも、Switchやvitaのステレオスピーカーに慣れているのもあり、これら同様横に長い端末なので左だけから音が聞こえるのはやはり違和感があります。

操作感

アナログスティックはグッドだけど、ボタン類はそれなり

▲アナログスティックは他RG351など同様、Switchライクなモノが採用されています。というか、多分同じパーツですけど。
ボタンに関しては、ANBERNIC製品に比べると少しチープな感じ。押し心地としてはやや緩めです。ですがまぁ、個人的にはこの程度であれば許容範囲内かな、って感じです。それよりもスタートボタンあたりがカチカチしすぎてて安っぽくて嫌だな。

ボタンが他の端末に比べて多いのが良い

▲この端末、スタートセレクトボタンが上下に2つ有るようなデザインになってるんですよね。なのでここにホットキーを設定したり、色々とキーコンフィグを設定することで他の端末よりも便利に操作することが出来ると思います。

画面

大きい画面が最高

▲起動するとrgb10maxの画面表示がされました。テンション上がりますね。

▲おっ!中々良いですね。この端末はRG351、RGB10などからCPUが全く進化していませんが、画面が大きいだけでやはり新鮮な感じがします。
発色や解像度はかなり良い。RG351Vと比べると~という人も居ますが、まぁ比べてみないとわからないほどのクオリティです。液晶と保護ガラスの隙間が無いフルラミネーションディスプレイになっているのもよくやった!って感じです。

RG351Vを横に引き伸ばしたような感じ

▲解像度的には854×480。RG351Vは640×480なので、まんまRG351Vの横に214ピクセルを足した、横に長い版です。なので351VでピクセルパーフェクトだったPS1などは、縦横比をオリジナルに合わせることでピクセルパーフェクトで遊ぶことができます。

ほかにもRG350Mも同様640×480なので、同様なことが言えます。実際にこれらの端末を持っている方は、想像しやすいかな?と思いますね。

使い方

基本的にはこれまで同様なので、これらのような中華ゲーム機を使ったことが有る方やRetroarchを使ったことが有る方は比較的使いやすいと思います。

基本操作

▲ゲームを選択して直感的にプレイすることが出来ますが、その他にも色々とコマンドが搭載されています。後日細かいボタン設定などをまとめた記事をあげようかな、と思っています。

他、気になる点などはQ&Aの記事を覗いてみてください。RG351用ではありますが、まぁ大体操作は同じなので・・・。

デフォルトのファームウェアはもう少しの完成度

▲一応この端末に最適化されたファームウェアが搭載されているらしいですが、やはり荒削り。色々と設定し直す必要が有ると思います。

またこの端末はODROID GO SUPER用のファームウェアがそのまま使えるっぽいので、後日試してみようかな~と思っています。

初期設定・CFW導入について

▲必要な初期設定や使い方はこちらにまとめたので気になる方は参考までにどうぞ。

▲カスタムファームウェアの導入はこちらにまとめました。今の所おすすめはEMUELEC一択ですね。

他の携帯ゲーム機と比較

他の端末と比較してそのサイズ感やボタン、画面の感じを見てみようと思います。

vs NINTENDO SWITCH

▲Switchと比較するとこんな感じ。Switchと比べると小さく見えますが、携帯ゲーム機としては大きい類だと思います。

▲ボタンに注目してみるとこう。ABXYボタンあたりのサイズ感はほぼ同じ感じで、Switchを大きく意識したデザインであることが分かります。

ただやはり重量が軽いことがかなりのメリットだと思います。私はSwitchを携帯モードで遊んでいると、結構重いので遊ぶ体制を限定される感じ。それに比べ、RGB10MAXはこの画面サイズで軽い。

vs PS VITA

RGB10MAX買うなら普通にvitaにカスタムファームウェア導入してエミュ機として遊べばいいじゃん!って人が多いかと思います(私もそう思っていた)ので、見た目以外にも使い勝手も含めた比較していきます。

▲サイズ感は本当に同じ感じですが、RGB10MAXの方が横に細長い印象です。MAXはベゼルもかなり抑えられているので、なんとなくこちらのほうがスマートな雰囲気すらあります。
また総合的な薄さは両者変わりませんが、vitaの方が薄く見えるように作られています。

ちなみに私のこのvitaはネオンオレンジという名前で、テカテカしていないマットな質感なのですが、割とMAXと似た質感です。念の為に言っておくと、ビルドクオリティがvitaに勝てるわけはありません。

▲操作性に関しては、意外とどちらもメリット・デメリット有るって感じです。vitaはかなりボタンやアナログスティックが小さく、良い質感ではありますが手が大きい人には操作しにくいかもしれませんが、MAXはSwitchと同じような感じなので、比較的万人受けするボタン類だと思います。

▲どちらを選ぶかは、あなた次第。

vs RG351V

▲RG351Vと並べてみました。画面の縦幅は同じです。

▲写真では分かりにくいとは思いますが、個人的にはRG351Vと比べても遜色ないディスプレイだなと思いました。

vs RG351P

▲これを見ると、『あぁっ!RG351Pには戻れないな・・・』って思っちゃいました。こうして比較してみると、次世代機と前世代機って感じにはっきりと見えます。CPUは変わってないのにね。

▲ボタンのサイズ感はほとんど変わりませんが、スタート・セレクトボタンなどとの関係か、ABXYとアナログスティックの距離が若干詰まっています。個人的にはこれくらいの方がアナログスティックは使いやすいかなと思います。

▲MAXはR1R2、L1L2の間に隙間が有りません。これは細かい話ではありますが、RG351Pの方が使いやすいかなと思います。人差し指を伸ばしたときの位置がRG351Pは抜群に良い。本当に細かいですけど。

感想:次世代の中華ゲーム機を一足はやく楽しめる端末

この中華ゲーム機を使ってみた感想としては、良くも悪くも、次世代の中華ゲーム機を一足はやく楽しめる端末だな、と思います。

やはりこれくらいの画面サイズ・解像度でゲームが遊べるのはかなりのメリット。これまでの中華ゲーム機とは一線を画したゲーム体験を得ることが出来ます。

画面サイズ以外のメリットとして挙げると、ボタン数が他の端末に比べて多い、ODROID GO SUPERのファームウェアがそのまま使えるなど、これまでの端末より使いやすくなった点もある中、やはりこれくらいの画面サイズならもう少し良いスペックのCPUを搭載してほしいなとも感じてしまいます。

ただこれ以上のスペックになると、価格はおそらく更に上がっていくでしょう。ANBERNICも大きい画面サイズの端末を開発中らしいですが、CPUはワンランク上のものを搭載予定とか。なので比較的安価に買える端末として考えた際に、大きな画面サイズの中華ゲーム機として一つ所有しておくのはアリなのかな、と思います。

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