ザラザラとした背景と、パキッとしたゆるキャラのような個性的なキャラクターが動き回る、グラフィックがかなり印象的。音楽も雰囲気が出ていて、ゲーム全体のクオリティがぐっと上がっている。
基本的には脱出ゲーム系

これは2〜3時間程度でクリアできるコンパクトなゲームで、基本的には脱出ゲームのような感じ、5日間のうちに盗まれた石を探すという本筋の中アイテムを拾ったり使ったりしながら進めていく、マルチエンドシナリオ。
5日間と提示されておきながらも時間的拘束(アイテムの取り逃しや進行の妨げなど)は無いので気楽にプレイすることができる。
数々の作品へのリスペクトを感じながらも独特なビジュアル
あとは特に戦闘とかも無く抽象的な雰囲気が蔓延している感じが『ゆめにっき』っぽさもあるし、キャラクターは『UNDERTALE』のおばけっぽいし、様々な作品へのリスペクトを感じます。
特徴的な背景はHylicsと同様のデザイン手法を感じます。インタビュー記事を見てみるとどうやらやはりリスペクトが有るよう。他にもムジュラとかクロノ・トリガーとか、ワイと同じタイプの人間だ・・・と思っちゃいました。
ザラザラとしたエフェクトが更にオーバーレイされることもあり、人によってはホラーのようにゾクゾクと感じる事もあると思います。
ただUNDERTALEのおばけみたいなキャラクターがヌルヌルっと動いているおかげで、シュールな雰囲気へ持ち込んでいるのが上手いです。
ストーリーは雰囲気を楽しむだけ
ストーリーに関してはもうほとんど雰囲気を楽しむだけって感じです。なんなんや、お前は。とか、お前ドーナツの形しとるけどそれで人間なんか、とか色々とツッコミどころというか、フワッとしているのであまり神経質にならない方がいいです。
難易度はそれほど高くないですが、マルチエンドということもあり全部やろうと思うとまぁまぁ面倒くさかったりします。なのでスッとプレイしたい人はある程度ガイドを調べながらやると良いでしょう。
エンディングもあっさり
シュールな雰囲気なだけあり、エンディングもかなりあっさりしています。盛り上がって盛り上がってウオー!っていう感じにはならないので期待しないでください。まぁでも普通に最高でした。
参考
・steam版

・ニンテンドースイッチ版

・日本語インタビュー記事

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